世紀東急工業は21日、担い手確保・育成策の一環として、栃木県栃木市にある同社技術研究所・機材センター敷地内に整備していた研修施設「TTC(Tochigi Training Center)」の開所式を開いた。TTCは、同社職員だけではなく、約750社の協力会社の技能労働者も利用対象としている。教育研修や実地訓練など多彩なプログラムを既に計画しており、協力会社を含めた人材育成の拠点として活用する。開所式後には、同社新入社員のOJT(職場内訓練)研修が開かれた。
TTCは、4mの天井高を確保して開放感を高めた最大105人収容可能な研修室のほか、最大18人、12人を収容できる2つの会議室を備える。建物内はワイヤレス通信環境を整えるほか、併設の機材センターは、フリーアドレスオフィスを同社として初めて採用した。女性専用のシャワー室なども完備している。規模はS造2階建て延べ約530㎡。
OJT研修の様子 |
同一敷地内にある技術研究所での各種試験実習や特殊舗装技術の習得、機材センターのヤードを利用した特殊機械施工を使用した実地訓練など、実技体験と合わせて教育効果を高める研修プログラムを計画している。
また、隣接する栃木県佐野市内にある同社佐野合材工場や佐野営業所にも近いことから、合材事業関連の研修も予定している。
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