日立建機は、情報化施工ソリューションの中核となるICT(情報通信技術)油圧ショベル「ZX200X-5B」を開発した=写真。6月からレンタルを開始し、11月から販売する。3次元情報に基づいてフロント作業を半自動制御でき、生産性と品質の向上が期待できる。一方、測位衛星を捕捉できない現場や小規模工事向けに、2次元仕様も用意した。
ZX200X-5Bには、独自の「マシンコントロール機能」とオペレーターをナビゲートする「マシンガイダンス機能」を搭載している。衛星測位システムとフロントや車体の角度センサーから算出した機械の位置や姿勢の3次元情報を活用し、3D設計データと照合しながらフロント作業をリアルタイムで半自動制御する。丁張りなどは不要で、掘り過ぎなども防ぐことができ、生産性や品質、安全性が高まる。バケット角度を一定に保つ機能も備え、経験の少ないオペレーターでも熟練者並みの仕上げ作業が可能となる。
2次元仕様では、車載モニターに施工目標面やバケットの位置や角度などの情報を表示する。施工目標面を簡単に設定できる機能もある。標準小売価格は3750万円(工場裸渡し、税別)。
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