2016/04/19

【日立建機】マシンコントロールバックホウ「ZX200X-5B」を投入! 生産性・品質・安全性向上


 日立建機は、情報化施工ソリューションの中核となるICT(情報通信技術)油圧ショベル「ZX200X-5B」を開発した=写真。6月からレンタルを開始し、11月から販売する。3次元情報に基づいてフロント作業を半自動制御でき、生産性と品質の向上が期待できる。一方、測位衛星を捕捉できない現場や小規模工事向けに、2次元仕様も用意した。

 ZX200X-5Bには、独自の「マシンコントロール機能」とオペレーターをナビゲートする「マシンガイダンス機能」を搭載している。衛星測位システムとフロントや車体の角度センサーから算出した機械の位置や姿勢の3次元情報を活用し、3D設計データと照合しながらフロント作業をリアルタイムで半自動制御する。丁張りなどは不要で、掘り過ぎなども防ぐことができ、生産性や品質、安全性が高まる。バケット角度を一定に保つ機能も備え、経験の少ないオペレーターでも熟練者並みの仕上げ作業が可能となる。
 2次元仕様では、車載モニターに施工目標面やバケットの位置や角度などの情報を表示する。施工目標面を簡単に設定できる機能もある。標準小売価格は3750万円(工場裸渡し、税別)。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【田中賞】作品部門史上最も小さい橋 横浜市の「霞橋」が受賞 横浜市中区新山下1丁目の歴史的建造物「霞橋」が土木学会の田中賞(作品部門)を受賞した。市内での受賞は5件目で横浜市道路局としては初めて。作品部門は横浜ベイブリッジのような長大橋の受賞が多く、霞橋の橋長32.96mは田中賞史上最も小さい(短い)橋となった。  同橋のプラットトラスは1896年に英国で製作され、日本鉄道土浦線(現常磐線)隅田川橋梁に使われてきた。常磐線の複線化に伴い29年に新鶴見操車場に移設され、さらに同操車場の廃止を受けて、2… Read More
  • 【八ッ場ダム】「工期どおりに仕上げたい」 太田国交相が建設地を初視察 太田昭宏国土交通相は25日、群馬県長野原町の八ッ場ダム建設地を視察した=写真。就任以来、初めて現地を訪れた太田国交相は川原湯地区・打越代替地を視察し、「生活再建が順調に進んでいることを確認できた。これから本体工事に着手するため、地元にご迷惑をかける。きちっと丁寧に進めなければならない」と述べた。本体工事については「8月の入札で施工者が決まれば、1、2カ月後に着工したい」との意向を示した。  視察には、大澤正明群馬県知事と地元の長野原町、吾妻… Read More
  • 【土木学会賞】7ダム連携で1兆円被害防いだ近畿地整と水機構関西に栄誉 近畿地方整備局と水資源機構関西支社は、2013年台風18号の洪水による壊滅的被害を回避した淀川水系7ダムなどの連携操作で、13年度土木学会賞技術賞を受賞した。16日に大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で、近畿地方整備局の池内幸司局長と水資源機構の自閑茂治関西支社長が受賞の盾と賞状をお披露目した。淀川水系7ダムを連携して洪水調節操作することで、桂川下流部の堤防の決壊という最悪の事態を回避したことが高い評価を得た。写真は池内局長(右)と自閑支社長… Read More
  • 【起重機船】「海翔」が7100tの円筒ケーソン据え付け! 兵庫県柴山港防波堤 近畿地方整備局は18日、兵庫県香美町の柴山港で二重円筒ケーソン防波堤の据え付け作業を公開した=写真。国内最大のクレーン船を使い、重量7000tを超える円筒ケーソンを沖合に設置した。設置作業は、東洋建設が担当した。  日本最大のクレーン船「海翔(かいしょう)」を用いて据え付けを実施した。浮力を利用しながらケーソンをクレーン船でつり上げ、柴山港の沖合まで引き出し、据え付けた。 この日設置したケーソン(8号函)は二重円筒構造で直径29.4m、高さ… Read More
  • 【建機体験!】動くよ計るよ! 千葉建協北総支部青年部会が小学校で学習会 千葉県建設業協会北総支部青年部会(柏熊光昌部会長)と千葉県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば)は6月27日、2014年度の建設機械体験学習会を印西市立滝野小学校で開いた。午前中に1年生約70人、2年生約60人が重機などを見学し、午後には6年生約70人が高所作業車に試乗するなど建設機械の役割を学んだ。  午後の学習会では、中野民樹教頭のあいさつに続いて、柏熊部会長が「ここにある機械が何のためにあり、どのようの使うかを見てほしい。そして、将… Read More

0 コメント :

コメントを投稿