長崎県建設技術研究センターは、建設工事に携わった人たちの名前などを掲載する電子銘板を作成した。試行版となり、通常の銘板を含む3タイプを改修工事を進めていた県立運動公園野球広場(長崎県諫早市)に設置した。
電子銘板の取り組みは、建設業者のやりがい創出を目的に、長崎県内の業界団体や行政機関、教育機関などで構成する産学官連携建設業人材確保育成協議会で検討が進められてきた。作成は、同協議会のメンバーである長崎県建設技術研究センターが中心に行った。
設置したのは▽工事に携わった人の名前のほか、工事情報をウェブサイトに掲載し、URLをQRコードにして掲載した銘板▽工事に携わった人の名前を書き込んだQRコードと、工事情報を掲載した銘板▽A3版のセラミックプレートに工事に携わった人の名前のみを掲載した通常の銘板--の3タイプ。
今後、試行版の活用・運用状況などを踏まえ、どういった工事にどのタイプの銘板が適切かなどを同協議会で議論する予定だ。
設置した県立総合運動公園野球広場は、2015年5月29日までの工期で改修工事を進めていた。長崎県の発注で、鹿島道路、岩永造園、中村造園が施工を担当した。工事に携わった人は64人となっている。ウェブサイトに掲載した工事情報では改修工事の目的や舗装で活用した素材などを紹介している。
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