2016/04/14

【日本型枠】新人さん必携! 『型枠大工 工事実習マニュアル』発刊


 日本型枠工事業協会(三野輪賢二会長)は、型枠大工の新規入職者向けに『型枠大工 工事実習マニュアル』を発刊した。建築工事の主要業種である型枠工事の道具や現場用語、作業内容、安全の取り組みなどを、カラー写真や図版をふんだんに使って解説している。

 型枠大工の道具や用語は、専門的で一度聞いただけでは覚えることが難しい。この書籍では、「小面・大面」「もと壁・返し壁」「Pコン」といった型枠独自の用語や、加工図、型枠加工、敷き桟、建て込みといった作業の手順、ポイントまでが、簡潔な文章で理解しやすく書かれている。
 本を執筆・編集したのは、同協会の教育訓練委員会メンバー。全員が型枠工事会社を経営したり、現場を差配している“現役”だ。月1回程度、会合を重ねながら直接話し合ってまとめた。ボリュームは117ページに及ぶ。
 巻末には、型枠大工として経験を積み重ねると将来、何年後までにどういう役割を担えるのかについても、ライフサイクル・プランニングシートという形で示している。
 協会では会員だけでなく、一般や教育機関向けにも販売する。価格(税込み)は一般が1冊2000円、教育機関は1800円。
 問い合わせは、同協会・電話03-6435-6208。
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