「郷土の防災のために地すべりのことを学びたい」。修学旅行中の宮城県南三陸町立歌津中学校の3年生5人が21日、東京・新橋の 斜面防災対策技術協会(奥山和彦会長)を訪れた。上野雄一同協会関東支部長らが 地すべり発生模型などを使って斜面崩壊のメカニズムなどを教えた。
同校では防災学習として、生徒自身に「避難所運営訓練」を体験させたり、学年ごとにテーマを設定した課題解決学習に取り組んでいる。3年生は地震や大雨、強風などの異常気象、土砂災害などを対象に「調べ学習」を実施。修学旅行で上京時に、先進的な研究機関や施設を訪問する体験学習として同協会を訪れた。昨年に次いで2度目となる。学習成果は文化祭などで発表する予定だ。
この日の「授業」では、実写映像や南三陸町のハザードマップなどを活用しながら、地すべり・がけ崩れ・土石流発生の仕組みを学んだ。「地すべり防止工事士」の手ほどきで、地すべりを発生させる模型を使い、理解を深めた。
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