2016/04/15

【日本道路】これが凍結抑制舗装! 青森市の中学3年生が東京本社で体験学習


 日本道路の本社(東京都港区)で14日、中学生の職場訪問学習があり、修学旅行中の青森市立戸山中学校3年生の9人が舗装の仕組みや道路の造り方などを学んだ=写真。青森県を始めとする寒冷地域で効果を発揮する凍結抑制舗装や発電機能を持った舗装用発電床なども体験した。

 冒頭、同社の中原大磯技術研究所長は、「道路は皆さんの生活に密接にしており、生活しやすいようにいろいろな取り組みをしている。日本道路の仕事を見て、進路など今後に役立ててほしい」とあいさつした。
 同社青森営業所での勤務経験のある生産技術本部技術研究所の弓木宏之副主任研究員から、戸山中学校の周辺ではどの場所にどのような舗装がされているか説明を受けたほか、凍結抑制舗装のサンプルに触ってみるなど、道路舗装についてより身近に感じ、「1種類の道路しかないと思っていたが、役割に応じて性能の違う道路があることが分かった」と、参加した生徒は道路舗装への理解を深めていた。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【新ウォシュレット】技術の肝は消臭ユニット TOTOが新ネオレスト TOTOがウォシュレット一体形タンクレス便器『ネオレスト』シリーズを3年ぶりにモデルチェンジする。2017年の創立100周年に真のグローバル企業を目指す同社にとって「計画実現に欠くことのできない製品」と、古部清代表取締役副社長執行役員は力説する。便器のフォルムを一新し、「においきれい」という脱臭機能も追加した。  「技術の肝」と便器の左上内部に組み込まれた消臭ユニットを指差すのは商品開発第四グループの尾関重宣氏。トイレ内にこもる臭いの成分を… Read More
  • 【教材寄附】富士古河E&Cがカンボジア小中学校に文房具など寄附 出身社員の発案 富士古河E&Cは、長く続いた内戦の影響で教育環境が整っていないカンボジアに、文房具や教科書などを寄付するチャリティー活動を始めた。同社には14人の外国籍従業員がおり、その中のカンボジア出身の社員の提案をきっかけに寄付が実現。こうした形でのチャリティーは初めてという。同社では、外国籍従業員からの提案を今後も受け入れていきたいとし「状況をみながらこうした活動につなげたい」と前向きな姿勢をみせる。  活動は、在日カンボジア留学生協会が主催。カンボ… Read More
  • 【九州地整】災害時にはレンタカーで車両調達 地区協会連と協定締結 九州地方整備局と九州地区レンタカー協会連合会は14日、福岡市の東福第2ビルで「災害時における車両の調達に関する協定」に調印した。金尾健司局長(写真左)と味岡正章会長(写真右)が協定書を取り交わした。  発生が懸念される南海トラフ巨大地震などの大規模災害時には、被災地に向けて道路啓開による緊急輸送路の確保、TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)の活動など必要な車両が不足した場合のレンタカーの調達が想定される。整備局はレンタカ… Read More
  • 【アジア航測】阪神・淡路大震災当時の航空写真をHPで公開 アジア航測は、17日に阪神・淡路大震災発生から20年を迎えることから、当時撮りためた航空写真を抜粋し、ホームページ(HP)上で公開した。写真は神戸市東灘区高速道路倒壊位置(提供:アジア航測)。  同社は、地震発生直後から航空機を使い1995年2月までに5000枚以上の垂直写真と斜写真を撮影した。被災実態の把握や災害復旧に利用してもらうために、国や自治体などの関係機関部署や、研究所、大手建設会社などに提供したほか、半年後の6月1日には、450… Read More
  • 【阪神高速】震災資料保管庫を特別公開 2日間で約270人が見学 阪神高速道路会社は、阪神・淡路大震災から20年を契機に、震災資料保管庫(神戸市東灘区)を10、11両日に特別公開した=写真。人と防災未来センターの特別企画展と、兵庫県立美術館の展覧会と連携して参加者を募った。関東や中国地方など遠方からも参加があり、2日間で約270人が見学した。  同社は阪神・淡路大震災での被災経験を風化させることなく後世に継承するとともに、防災対策研究の一助となるように特徴的な被災構造物34点を保管・展示している。毎月第1… Read More

0 コメント :

コメントを投稿