2014/12/09

【復興支援】釜石市から四日市港湾事務所に届いた横断幕 白山小から香良洲小へ

中部地方整備局四日市港湾事務所が、津市立香良洲小学校の協力のもと行った東日本大震災の復興支援活動に対し、岩手県釜石市の野田武則市長からの礼状と、同市立白山小学校が「お礼の品」として作った横断幕が届けられた。11月27日には香良洲小で贈呈式を開催。白山小児童の感謝の気持ちが込められた横断幕が披露された。

白山小児童の感謝の気持ちが込められた横断幕
同事務所は、東北地方整備局が発注した釜石港湾口防波堤の復旧工事に使うハイブリッドケーソン(長さ50m、幅20.3m、高さ19.5m)の工事監督支援を行い、津市内で製作した2函を、1月に津市から釜石港へ海上輸送した。

「釜石港の今」を説明する釜石港湾事務所副所長
その際、地元の香良洲小の協力を得て、被災地を応援する横断幕とビデオレターも一緒に贈った。この活動に対し、白山小から児童が復興中の釜石港を見学した際の感想や、いま頑張っていることなどを書いた横断幕が、お礼の品として届けられた。

四日市港湾事務所長が挨拶
お礼の品を受け取った香良洲小の児童は「自分たちの気持ちが届いたことがうれしい」などとコメント。横断幕を囲んで記念撮影した。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【復興特別版】まちづくりにおける建築家の役割とは――『みんなの家』が示す新たな可能性  16日に仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれた第3回国連防災世界会議パブリックフォーラム「震災とコミュニティと建築」では、建築家の伊東豊雄氏らが提唱し、被災地各所につくられた『みんなの家』に関係する建築家らが一堂に会し、その意義を再確認するとともに、人や町の復興に果たした役割などを論じ合った。みんなの家の運営などを行うNPO・HOME-FOR-ALLと仙台市宮城野区が主催した。写真は仙台市宮城野区に建てられた初弾のみんなの家。  み… Read More
  • 【復興特別版】気仙沼公民館446人の“奇跡のリレー”描く『救出』 猪瀬直樹氏に聞く 4年前の3月11日。当時、東京都副知事を務めていた作家の猪瀬直樹氏は、自身のツイッターアカウントに転送された、たった124文字のメッセージに目をとめる。宮城県気仙沼市中央公民館に子ども十数人が取り残されているという。東京消防庁の防災部長と協議し、翌朝に東京都のヘリを派遣すると、446人もの人々が懸命に生きようとしていた。ことし1月に出版されたこの『救出』は、猪瀬氏が副知事時代、実際に体験した救出劇をつづったドキュメントだ。  猪瀬氏は、作家… Read More
  • 【復興特別版】JR石巻線が全線再開! 坂茂氏設計の女川駅と温泉「ゆぽっぽ」も開業 大津波による壊滅的な被害から4年。宮城県女川町の「まちなか再生」が大きな一歩を踏みだした。21日にJR石巻線が全線で運転を再開。これにあわせて女川駅の新駅舎と町営の温泉施設を合築した新たなにぎわい拠点では「おながわ復興まちびらき」が開かれ、中心市街地での復興まちづくりが本格化することを内外にアピールした。写真は完成した駅舎の前でテープカットする代表者ら。  JR石巻線は、震災によって小牛田(こごた)~女川間の44.7㎞全線が不通となったが… Read More
  • 【復興特別版】霊山道路金弁蔵トンネルが貫通! ICT活用で安全・効率施工 東北地方整備局が、復興支援道路として整備を進めている国道115号相馬福島道路・霊山(りょうぜん)道路の(仮称)金弁蔵(こんべんぞう)トンネルが14日、待望の貫通を迎え、福島県伊達市霊山町の現地で式典が開かれた。施工は飛島建設が担当。今後、覆工コンクリート工事などを進め、8月末の竣工を目指す。霊山道路は2017年度に開通する予定だ。写真は貫通した切羽から日射しが差し込む金弁蔵トンネル。  相馬福島道路は、1日に全線開通した常磐自動車道と東北縦… Read More
  • 【国連防災会議】商店街防災展、南三陸の子どもメッセージ 市民目線のシンポジウムも開かれる 第3回国連防災世界会議が3月14日から18日までの5日間、仙台市などで開かれた。国連に加盟する187カ国から約6500人が出席し、パブリック・フォーラムなどの関連行事には延べ15万人以上が参加した。会議は各国が取り組むべき防災や減災対策の指針について話し合う場だが、その具体化には一般市民の意識啓発が不可欠だ。東北地域づくり協会(菅原政一理事長)などが市民目線で企画・開催した「被災地、ともに考える防災展」と「重層的な津波避難対策の展開シンポジ… Read More

0 コメント :

コメントを投稿