2014/12/03

【体験学習】下館北中学生50人が校倉工法で倉庫建設、引渡式迎える CCI茨城

茨城県魅力ある建設事業推進連絡会議(CCI茨城)は、2014年度建設業体験学習を筑西市立下館北中学校で実施した。10月1日から校庭の隅に校倉(あぜくら)工法で木造倉庫「北の小屋(えき)」を2年生50人で建設、1日に関係者が出席して引渡式が行われた。木造倉庫の建設・提供は1995年度から行っており、同校で22校目になるが、校倉の倉庫は今回が初めて。

 木造倉庫の建設には、茨城県建設業協会の青年部組織「未来協議会」県西地区会が中心となって取り組んだ。生徒たちは10月1日に測量と基礎工を行い、鉄筋を結束したり、コンクリートをミキサー車から一輪車で運んだりした。同16日には建て込みと重機(ユンボとローラー)を運転、操作し、11月11日に塗装を体験し、引き渡しの日を迎えた。
 引渡式の冒頭、CCI茨城副委員長の青沼文彦茨城県土木部技監兼検査指導課長は「建設業は建物をつくるだけでなく、みなさんが通学してくる道路や橋もつくっている。水害から人や街を守るために川を広げたり、堤防をつくったりもしている。災害時は昼夜を問わず復旧作業をするなど、生活を支える大事な仕事をしている、やりがいのある仕事でもある。われわれが生活していく上でなくてはならない大変魅力のある仕事であることを理解してもらえればと思う。皆さんが進路を決める際には体験を思い出して、建設業に従事してもらえることを期待している」と述べた。
 また、茨城県建設業協会の柴勝副会長も「高校への進学、就職に当たって、建設業にも興味を持ってもらいたい。また、建物をつくるには技術が必要かも知ってほしい」と建設業への理解を訴えた。
 来賓として出席した鶴見久男筑西市教育委員会理事、青沼技監は「貴重な体験は将来もっと役に立つと思う」と話した。
 式典では青沼技監、芝副会長、鶴見理事、飯島博昭校長と生徒代表がくす玉を開披した。
 生徒を代表し豊田幸映さんが「建設業を知るきっかけになりました。(ハッカーで)鉄筋を結束することや均等に塗装することは難しかったけど、貴重な体験ができました。建設業に従事するか分からないが、素晴らしい職業に感謝しながら生活していきたい」と謝辞を述べた。
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