入社後の2年間、愛知県豊田市の第二東名高速道路の橋梁現場に従事。「ゼネコンはものをつくる会社とは知っていたが、具体的なことは知らなかった」。現場に出てみて、「職人さんが鉄筋を1本ずつ組んで、型枠を1mm単位で調整する」姿を見て、「どんなに大きい構造物も手づくりで、ものすごく労力がかかり、安全管理もしっかりやらないといけないことを実感した」と振り返る。その後設計部に移り、橋梁の下部を含む土木全般の設計を担当している。
父親が電気工事関係の仕事をしていこともあり、「小さいころに『この空港の照明は俺がやった』などという話を普段から聞いていた」という。その影響もあってか、「生活に必要なものをつくる土木」を徐々に意識し始め、土木技術者の道に進んだ。
インフラにとどまらないシンボルを造りたいと思い、橋に強い会社を選んだ。入社して5年目に入り、「自分が造ったものがずっと使ってもらえるのは非常にやりがいがある」と仕事の醍醐味を噛み締めている。「欲をいえばデザインビルドで橋を丸ごと設計してみたい」とも。
現場では、トイレや体力面など厳しい部分もまだあるが、内勤で男女差は感じない。身近に結婚、出産を経て働いている女性がいないため、将来的に「自分がどういう風に働けるかわからない」との不安もよぎるが、周りの協力や社会全体の動きもあり、「これからは女性も一層働きやすくなる」と意を強くしている。
「やる気があるなら、周りが受け入れてくれる体制は整いつつある。少しでも興味があればチャレンジしてほしい」と後続の女性エンジニアにエールを送る。
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父親が電気工事関係の仕事をしていこともあり、「小さいころに『この空港の照明は俺がやった』などという話を普段から聞いていた」という。その影響もあってか、「生活に必要なものをつくる土木」を徐々に意識し始め、土木技術者の道に進んだ。
インフラにとどまらないシンボルを造りたいと思い、橋に強い会社を選んだ。入社して5年目に入り、「自分が造ったものがずっと使ってもらえるのは非常にやりがいがある」と仕事の醍醐味を噛み締めている。「欲をいえばデザインビルドで橋を丸ごと設計してみたい」とも。
現場では、トイレや体力面など厳しい部分もまだあるが、内勤で男女差は感じない。身近に結婚、出産を経て働いている女性がいないため、将来的に「自分がどういう風に働けるかわからない」との不安もよぎるが、周りの協力や社会全体の動きもあり、「これからは女性も一層働きやすくなる」と意を強くしている。
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