NTT都市開発は10月1日付でダイバーシティ推進室を新設した。その初代室長として「当社が今春に新しく定めたミッション・ステートメントの趣旨に則り、多様な人が働ける環境をつくることが、会社にとっても多様な価値を生み出す源泉になる」と抱負を語る。そのためには共働きの家庭で育児や介護にも取り組む男性社員からの積極的な発言も求める考えだ。「男女問わず、仕事と家庭を両立し、効率的かつ柔軟に仕事をすることで、会社の生産性も上がるはず」と力を込める。
同社は最長で子どもが満3歳を迎えるまでの育児休職、小学校3年生までの短時間勤務が認められており、介護休職期間も法定を上回る取得が可能となっている。自身も2人の保育園児の母であり、いままでに産休・育休あわせて1年強の休暇を2回にわたり取得した。今後、幅広く社員の声を聞き取りながら「さらなる制度・施策充実に向けて、年内には行動計画をつくりたい」と見通す。
NTTグループ内では、多様な人材が活躍できる職場づくりに向け既にさまざまな制度・施策が導入されている。ダイバーシティ推進室を設置しているグループ会社もあり、「先行事例があるのは心強い」とも。
これまでも社内のママさん社員とランチ会を企画し、闊達(かったつ)な意見交換に励んできた。時には総務部長や社長を招いたこともある。白羽の矢が立った理由を「そうした経験が目に留まったのでは」と自身は見ている。
NTT、NTT東日本在籍時には法務畑が長く、また相互接続推進部在任中は、他事業者の折衝などにも携わった。「チームワーク、交渉力を勉強した」ことが強みであり持ち味だ。社内の留学制度を活用して米国のロースクールで約1年学んだこともあり、「マイノリティーとして過ごした経験も生かせる」と語る。女性社員には「管理職になることを恐れないでほしい。会社の仕組みも分かり、自分の影響力も大きくなる」とメリットを力説する。
大学時代はオーケストラでバイオリンを担当。クラシック鑑賞が好きだが、「最近は、週末は家族と過ごす大事な時間」と微笑む。
1992年4月NTT入社。2003年NTT東日本法務考査室法務部門主査、06年同社相互接続推進部担当課長、11年NTT都市開発総務部法務室担当課長、14年10月から同室担当部長とダイバーシティ推進室長を兼務。
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同社は最長で子どもが満3歳を迎えるまでの育児休職、小学校3年生までの短時間勤務が認められており、介護休職期間も法定を上回る取得が可能となっている。自身も2人の保育園児の母であり、いままでに産休・育休あわせて1年強の休暇を2回にわたり取得した。今後、幅広く社員の声を聞き取りながら「さらなる制度・施策充実に向けて、年内には行動計画をつくりたい」と見通す。
NTTグループ内では、多様な人材が活躍できる職場づくりに向け既にさまざまな制度・施策が導入されている。ダイバーシティ推進室を設置しているグループ会社もあり、「先行事例があるのは心強い」とも。
これまでも社内のママさん社員とランチ会を企画し、闊達(かったつ)な意見交換に励んできた。時には総務部長や社長を招いたこともある。白羽の矢が立った理由を「そうした経験が目に留まったのでは」と自身は見ている。
NTT、NTT東日本在籍時には法務畑が長く、また相互接続推進部在任中は、他事業者の折衝などにも携わった。「チームワーク、交渉力を勉強した」ことが強みであり持ち味だ。社内の留学制度を活用して米国のロースクールで約1年学んだこともあり、「マイノリティーとして過ごした経験も生かせる」と語る。女性社員には「管理職になることを恐れないでほしい。会社の仕組みも分かり、自分の影響力も大きくなる」とメリットを力説する。
大学時代はオーケストラでバイオリンを担当。クラシック鑑賞が好きだが、「最近は、週末は家族と過ごす大事な時間」と微笑む。
1992年4月NTT入社。2003年NTT東日本法務考査室法務部門主査、06年同社相互接続推進部担当課長、11年NTT都市開発総務部法務室担当課長、14年10月から同室担当部長とダイバーシティ推進室長を兼務。
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