2014/12/03

【土木作業体験】郡山中学校から3人が仙台湾南部海岸の災害復旧現場に 東北地整ら

東北地方整備局仙台河川国道事務所と宮城県建設業協会は11月28日、仙台市若林区荒浜で進められている仙台湾南部海岸の災害復旧現場で、中学生の職場体験学習参加者による土木作業体験を行った=写真。

 中学生を対象とした建設現場の体験は、同整備局と東北建設業協会連合会が連携し、ことしから東北6県で展開している。その一環として、11月13日には宮城初の中学生現場体験が行われており、今回が2回目となる。
 この日は、同事務所で職場体験学習を行っている仙台市立郡山中学校2年の伊藤悠人君、小林俊介君、日下翔君の3人が参加。熱海建設の施工で最盛期を迎えている深沼第2復旧工事の現場を訪れ、担当者の説明を聞きながら、最新の測量機器を使って構造物の位置や高さの目安となる丁張設置にチャレンジしたほか、マルチコプターによる3次元計測を見学した。
 参加者からは「これまで分からなかったことや知らなかったことを体験できて良かった」(伊藤君)、「建設業に興味があり、どういう仕事か知りたかった。やってみてとても楽しかった」(小林君)、「将来を決めていない中、知らないことを体験できて良かった」(日下君)などの声が上がった。
 監理技術者の岸川季史氏は「建設業が、たくさんある仕事の中で選択肢の1つになってほしい」と話した。
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