2015/03/31

【舞浜駅】ベビーカーも安心! 30人乗りエレベーター設置で混雑解消

9人乗りのエレベーターが1基しかなく、ベビーカーを使う駅利用者でホーム上に長蛇の列が発生していたJR京葉線舞浜駅に、東日本旅客鉄道(JR東日本)管内でも最大規模の30人乗りエレベーターが設置された。施工は東鉄工業千葉支店が担当。既に使用を始めており、混雑緩和と、利便性向上に効果を発揮している。

 JR東日本千葉支社は、2014年9月から30人乗りエレベーターの新設工事を進めていた。新設により、従来は一度に2組程度までの乗降が限界だったベビーカー利用者のキャパシティーが増大し、利用待ちの徒列解消やさらなる利便性向上につながっている。
 駅利用者が多い日中は資材の搬出入が困難なため、工事は夜間作業が中心だった。ピットを支える杭工事と並行して既存待合室の撤去、新設待合所の施工も進めた。作業に当たっては、駅利用者の安全確保とともに、近隣への騒音対策にも細心の注意を払った。
 東鉄工業千葉支店舞浜駅工事所監理技術者の小出宜弘氏は、「無事故でエレベーターの使用開始ができたことを誇りに思う。使用開始後は、ホーム上でエレベーター乗車を待つ子ども連れや、高齢者が少なくなった。工事に携わり、頑張ってきて良かった」と、新設工事による効果を噛み締める。
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