2015/04/20

【藤本壮介展】100作品を一堂に展示した「未来の未来」 6/13までTOTOギャラリー・間

建築家の藤本壮介氏の展覧会「藤本壮介展 未来の未来」が東京都港区のTOTOギャラリー・間で開かれている。「Tokyo Apartment」「武蔵野美術大学美術館・図書館」「Serpentine Gallery Pavilion 2013」などの代表作を含む100あまりの模型を一堂に展示し、過去の作品から最新作に至るまでの思考や創作の変遷を紹介する。会期は6月13日まで。

 4階の第2会場では 、 「 Architecture  is  every where」をコンセプトに、ペットボトルや発泡スチロールといった素材から建築の側面を見いだすという、藤本氏の試行錯誤の過程に触れることができる。「微かな予感から新しい建築が生まれる可能性がある、という意外性を楽しんでもらいたい」と藤本氏は話している=写真。
 28日には東京都千代田区のイイノホールで講演会「未来の未来」も開く。また展覧会の開催と合わせ、TOTO出版は「Sou  Fujimoto  Architecture Works 1995-2015-藤本壮介建築作品集」を発行。107作品を時系列順に掲載し、各プロジェクトのインデックスには関連プロジェクトが紐付けされている。自身による作品解説のほかエッセーも収録している。定価は3800円(税別)。
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