建築家と建設会社をコラボレーションさせるアーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)は、戸建て住宅などの積算を高度に自動化するシステム「COSNAVI」を実用化した。通常、工務店などが顧客と積算の打ち合わせをすると、積算ができるまでに1、2週間が必要だが、このCOSNAVIを使うことにより、建築家が設計する複雑な見積もりでも、2、3時間で完成する。
COSNAVIは、ウェブ上のアプリケーション・サービスとして構築されており、ASJに参加する工務店や建設会社で、顧客とともに画面を見ながら打ち合わせを進める。
積算はまず、構造や広さ、間取りといった基本的なデータを入力する。顧客は、これまでにASJが手掛けてきたデザインの写真から気に入ったものを選ぶと、その時にかかった実行費用をもとに仕様や単価が選ばれ、一瞬で建築費用が計算される仕組みだ。
選んだデザインによって坪単価も示されるので、顧客が用意できる予算に合わせたデザイン選定ができる。また、「あと200万円オーバーしている」といった場合、予算に合わせるため、部分的に間取りを変えたり、仕様を変更することも可能な上、低減したい金額に合わせるよう自動的に数通りのVE提案を出すこともできる。
積算根拠とする案件はASJ加盟社のものが増えていくため、今後も多様性や正確性が高まる仕組みだ。
同社は「コストクラッシュといわれる、金額面で折り合いがつかないために計画自体が頓挫するようなことを極力なくしたい」と話す。
打ち合わせが終われば、見積書と仕上げ表がPDFで出力される。打ち合わせを重ねる中で、顧客の要望が変われば、保存しておいた計画を呼び出して、一部を変更し、即座に見積書を出し直すこともできる。
見積書に反映する単価は各工務店や建設会社が設定できるほか、ASJのネットワークボリュームを生かしてコスト低減した資材も選べるという。
システムはASJに加盟してスタジオ運営会社になれば、自由に使うことができる。
問い合わせは同社東京本社・電話03-3448-1231。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
COSNAVIは、ウェブ上のアプリケーション・サービスとして構築されており、ASJに参加する工務店や建設会社で、顧客とともに画面を見ながら打ち合わせを進める。
積算はまず、構造や広さ、間取りといった基本的なデータを入力する。顧客は、これまでにASJが手掛けてきたデザインの写真から気に入ったものを選ぶと、その時にかかった実行費用をもとに仕様や単価が選ばれ、一瞬で建築費用が計算される仕組みだ。
選んだデザインによって坪単価も示されるので、顧客が用意できる予算に合わせたデザイン選定ができる。また、「あと200万円オーバーしている」といった場合、予算に合わせるため、部分的に間取りを変えたり、仕様を変更することも可能な上、低減したい金額に合わせるよう自動的に数通りのVE提案を出すこともできる。
積算根拠とする案件はASJ加盟社のものが増えていくため、今後も多様性や正確性が高まる仕組みだ。
同社は「コストクラッシュといわれる、金額面で折り合いがつかないために計画自体が頓挫するようなことを極力なくしたい」と話す。
打ち合わせが終われば、見積書と仕上げ表がPDFで出力される。打ち合わせを重ねる中で、顧客の要望が変われば、保存しておいた計画を呼び出して、一部を変更し、即座に見積書を出し直すこともできる。
見積書に反映する単価は各工務店や建設会社が設定できるほか、ASJのネットワークボリュームを生かしてコスト低減した資材も選べるという。
システムはASJに加盟してスタジオ運営会社になれば、自由に使うことができる。
問い合わせは同社東京本社・電話03-3448-1231。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿