2015/04/09

【大和リース】大阪府発の水上メガソーラー整備 ため池利用で農業振興・農空間保全も

大和リースは、大阪府岸和田市のため池・傍示池(ほうじいけ)に総出力1メガワットの太陽光発電施設「ドリームソーラーフロート1号@神於山(こうのやま)」を整備・運営する。大和ハウス工業の設計施工で14日に着工し、9月30日に完成させて10月から供用開始する。ため池を活用した水上太陽光発電事業は府内初となる。

 出力規模は約1000kWを想定。推定年間発電量は一般家庭約320世帯分の年間消費電力量に相当する約118万kW時、年間売電売り上げは約3776万円を見込む。売電期間は20年。
 事業地は岸和田市神於山土地改良区内の傍示池(岸和田市尾生町4006)で、約1万㎡の敷地に約4000枚のパネルを設置する。
 同事業については大阪府、岸和田市、傍示池の施設・財産管理者である岸和田市神於山土地改良区、大和リースの4者が14年10月に連携協定を結んでおり、地域における再生可能エネルギーの普及拡大、農業振興・農空間保全を目的としている。
 府は今後、傍示池での取り組みをモデルケースとし、府内市町村やため池の施設・財産管理者と協力して、水上太陽光発電施設の導入を促進する方針だ。
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