2015/04/24

【斜面協会】南三陸の中学3年生が「地すべり」防災学ぶ 修学旅行時の体験学習で

斜面防災対策技術協会(奥山和彦会長)は23日、東京都港区の同協会内で、「地すべり」防災を学びたいと訪問した宮城県南三陸町立歌津中学校3年生に、上野雄一同協会関東支部長らが模型などを使って教えた=写真。

 同中学校では東日本大震災後、防災学習を課題解決学習と位置付け、3年生は地震や大雨・強風、土砂、火山、異常気象などをテーマに学習を実践。その一環として、修学旅行時に、先進的な取り組み先を訪問する体験学習を行っている。今回、土砂災害を選んだ5人の生徒が同協会を訪れた。
 学習では、協会の役割や活動内容を説明したほか、地すべり・がけ崩れ・土石流の発生メカニズムや実例映像も示し、生徒から寄せられた質問にも丁寧に回答。さらには地すべりを発生させる「模型」実演などで、理解を深めてもらった。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【担い手】delaが案内するDVD『建設業 夢を形にする世界』が完成! 中部圏建設担い手育成NW協 愛知、岐阜、三重、静岡各県の建設業協会などで構成する中部圏建設担い手育成ネットワーク協議会の学生向け広報用DVD『建設業 夢を形にする世界』が完成した。11日に、名古屋市中区の中部地方整備局内で完成披露式を開き、DVDに出演しているアイドルユニット「dela(デラ)」の沢井里奈さんと綾瀬麗奈さんが八鍬隆局長に完成品を手渡した。  2人は、多くの人々が協力して形を作り上げていく建設の世界の案内役として登場する。名古屋駅前で建設が進む「JPタワ… Read More
  • 【三井住友建設】津市の中学3年生が耐震技術や橋梁を学ぶ 修学旅行のキャリア学習を利用 東京都中央区の三井住友建設本社に、津市から市立橋南中学校の3年生6人が訪れた。修学旅行を活用したキャリア学習の一環で、同社の建設技術などに熱心に耳を傾けた=写真。 訪問学習では、技術本部技術研究所の川島学建築構造グループ耐震振動担当、三加崇土木構造グループ主任研究員が講師を務め、超高層ビルや橋梁などを建設する際の技術を分かりやすく紹介した。  三井住友建設が「豊かな未来につなげるものづくり」に取り組んでいることを説明した上で、川島耐震振動担… Read More
  • 【インタビュー】建築教育の在り方とは ものつくり大学建築学科教授 深井和宏氏 人材の確保は建設業にとって大きな課題だ。高校や大学を卒業し、入職してもミスマッチで離職してしまうケースも多い。その解消に教育する側と受け入れる側、それぞれが取り組まなければならない。そうした中で、ものつくり大学はインターンシップの積極的な実施など実習を重視した教育を実践している。その教育に対する考えや取り組みなどについて深井和宏教授に聞いた。 --大学における建築教育について感じていることは 「大学の技術教育は、構造、設備、環境にしても基本… Read More
  • 【国交省が募集】全国の工業高校生のみんな! 建設業への思いを作文につづろう 7/17まで 国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会は、18日から7月17日までの約2カ月間、「高校生の作文コンクール」の作品を募集する。全国の工業高校の生徒を対象に、建設業への思いをつづってもらう。  応募テーマは、▽建設業に対するイメージ▽好きな建物、構造物または将来造りたい建物等▽建設業へ就業した場合の5年後、10年後の自分--の大きく3点だが、建設業に関する内容であればこのほかのテーマでも応募できる。 これまで応募人数は1校当たり5人を上限… Read More
  • 【出前授業】これがプロの技か! 会津工高3年生に東京朝日ビルドが鉄筋組み上げ指導 竹中工務店グループ専門工事会社の東京朝日ビルド(本社・埼玉県草加市、八木潤一郎社長)は、福島県会津若松市の県立会津工業高校3年生を対象に、鉄筋組み上げの出前授業を開いた=写真。同校建築インテリア科の9人は、目の前で組み上がっていく鉄筋を前に「職人の方はすごい技術を持っている」などと目を輝かせた。同校の田中哲教諭は「今後も生徒が建設業を向くように、こうした取り組みをしてほしい」と話す。  同社は、高度経済成長期に竹中工務店が躯体工事技能者養成… Read More

0 コメント :

コメントを投稿