建設産業界の将来を担う新入社員の入社式が1日、各企業で開かれた。トップの多くは訓示で、失敗を恐れず積極果敢にチャレンジする姿勢を求めた。このうちゼネコンは、建設業の社会的使命を強調するとともに、組織の一員として活躍することを期待する言葉が目立った。写真は大成建設の入社式。
建設コンサルタントと建築設計は、個々人の技術力が大きなウエートを占めているため、早く一人前のプロフェッショナルになるようにという要請が多かった。20年後、30年後には中核、中枢を担う人材に育ってくれることを願い、厳しくも温かいアドバイスが相次いだ。
国交省の入省式 |
新入職員代表の大西美和さんは「人々の命を守り、安全安心を支えることが、わたしたちの使命です。全国各地に現場を持ち、国民生活を身近なところから支える国土交通省だからこそ、現在日本が抱える課題にさまざまな角度からアプローチでき、地域の魅力をより一層引き出せると考えています。覚悟と責任を持ち、血の通った政策を実行すべく努力することを誓います」と力強く宣誓した。
太田国交相は「時は流れるものではなく、積み重ねられるものだ。目の前にある一つひとつの仕事に全力を尽くしてほしい。昨年7月に策定した『国土のグランドデザイン2050』を実現する主力部隊がみなさんです」と激励した。
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