■「すごい!」50tの重ダンプに試乗! 五ケ山ダムで日建連九州が親子見学会
日本建設業連合会九州支部は7月30日、福岡県那珂川町で建設が進む五ケ山ダム建設工事を対象に親子現場見学会を開いた。一般公募で集まった親子22組56人が参加し、建設機械に乗車するなど貴重な体験をした=写真。
親子現場見学は、将来の担い手を確保するため、建設業が夢とやりがいがある職業だということを理解してもらうことを目的に2014年から取り組みを始め、今回で2回目となる。
現場では、コンクリート打設が進むダムサイトのほか、無人飛行ロボット(ドローン)やレーザースキャナーなど現場で活用されている最新の測量技術の実演を見学した。また、ブルドーザーやバックホウ、ホイールローダーなど建設重機を見学し、50tの重ダンプに試乗した。建設業の迫力を肌で感じた子供たちは「すごい!」と驚きと感動の声を何度も上げていた。
福岡県が建設を進めている五ケ山ダムは、12年6月に着工し、14年2月に堤体工に着手した。コンクリート打設は堤高102.5mのうち約86mまで終え、15年内の堤体工完了に向けて順調に進んでいる。施工は堤体建設工事を鹿島・飛島建設・松本組JV、骨材製造工事を大成建設・安藤ハザマ・松尾建設JVが担当している。
諸元は、堤頂長556m、堤体積約93万5000m3の重力式コンクリートダム。総貯水容量は4020万m3、有効貯水量は3970万m3。建設地は那珂川町五ケ山地内。
■「どういった勉強をしましたか?」 女子小中学生から将来を見据えた質問! けんせつ小町活躍現場見学会
日本建設業連合会(中村満義会長)は7月31日、夏休み期間中に女子小中学生と保護者を対象とした「けんせつ小町活躍現場見学会」の第2回を開いた。
現場は、大成建設が東京都港区で施工中の六本木3丁目東地区再開発作業所で、小中学生とその家族約40人が参加した。同作業所では、10人の女性監督を含む、31人の女性職員が活躍している。
午前中に東京都千代田区の科学技術館内「建設館」でワークショップなどを体験した後、工事現場へ移動した。大成建設の甲斐中正司作業所長が歓迎の言葉を述べたあと、なでしこ工事チーム「ナナナ六本木」の女性現場監督6人が工事現場を案内した。参加者は施工中の業務棟で、実際の作業を見ながら解説を聞いた。仮設エレベーターで30階まで上がり、床配筋を見学し、12階では大気社の女性職員から設備工事の説明を受けた。朝礼を行う台の上で記念撮影を行い、児童は図面を指示棒で指しながら、現場監督の気分を味わった。
見学後の意見交換会では保護者から女性監督に対し、「建設業に就こうと思ったきっかけ」「どういった勉強をして入社したのか」など将来を見据えた質問が上がった。見学した児童からも「地震時の避難場所はどうするのか」といった的確な質問があり、甲斐中作業所長が丁寧に答えていた。
見学したプロジェクトは、六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事及び公共施設工事。大成建設・大林組JVが分担施工し、総延べ20万㎡超の建築工事は大成建設が担当している。建設地は六本木3-1、2。
■柳川高架橋工事現場で働くお父さんは、輝いている! 福岡建協ら「おやじの日」見学会
九州地方整備局福岡国道事務所と福岡県建設業協会は8月1日、発注者と施工者の家族らを対象にした現場見学会「おやじの日」を、有明海沿岸道路の橋脚工事を対象に開いた。参加した子どもたちは仕事場で働く父親の姿を見て、建設業をより身近に感じた=写真。
現場の「福岡208号柳川高架橋上部工(A1-P4)工事」は、名村造船所の施工で、橋長123m、幅10.15mの鋼4径間連続非合成鈑桁橋。工事場所は福岡県柳川市矢加部地内。
見学会には27組、62人が参加した。橋梁の種類や建設方法、有明海沿岸道路と今回の橋脚の事業概要、安全の取り組みなどを学び、現場では高力ボルトを締めたり、高所作業車に乗って橋桁を間近で見るなど体験した。最後は舗装前の橋梁を歩いた。
3歳の子どもと参加した名村造船所の中島祐二さんは「現場を見せたいと思っても個人では難しい。とてもうれしい企画だ」と満足していた。
「おやじの日」は、家族に建設業を知ってもらうことを目的に九州整備局、九州建設業協会、日本建設業連合会九州支部の官民共同で2013年度から始まった。九州各県で開かれ、この日はほかに佐賀、長崎の2県で実施した。5日には鹿児島、8日に熊本、宮崎(宮崎は2カ所)、20日には北九州国道事務所管内で日本建設業連合会九州支部が開く予定だ。
■お父さん、お母さんは竹中工務店大阪本店で何を…? 小学生27人が謎に迫る
竹中工務店は7月30日、大阪本店御堂ビル(大阪市中央区)に勤務する従業員の子女を対象とする職場見学会を開いた=写真。小学生27人と保護者が参加し、親が働いている社内で半日を過ごし、名刺交換などを体験した。
この見学会は昨年も実施したもので、好評だったことから2年連続での開催となった。
冒頭、坪井昌行大阪本店人事部長は「みんなのお父さん、お母さんがどんな会社で働き、どんな仕事をしているのか、しっかり見学してください」とあいさつ。
同社に関する簡単なクイズの後は、「建物ができるまで」と題して、1つの建物が完成するまでに営業部や設計部、作業所などさまざまな部門が連携しながら仕事を進めていることなどを説明した。
さらに、実際に自分の氏名が印刷された名刺を使っての名刺交換や電話の掛け方などを教わり、職場の雰囲気を体感。続いて、屋上庭園や音響プレゼンテーションルーム、ミーティングコーナーなど御堂ビル内各所の見学も行った。
■けんせつ小町のオリジナル企画! 女子小学生らが物流倉庫建設現場を見学
日本建設業連合会(中村満義会長)は6日、戸田建設の設計施工で建設が進む「大正製薬大宮新物流倉庫建設工事」現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。木村匡作業所長が「参加者が楽しめるように、作業所のメンバーがオリジナル企画を考えた」と話す今回は、躯体や内装、コンクリートならし、重機試乗などの実際の工事作業を体験する場ともなった=写真。
参加した女子小学生とその家族約30人は、けんせつ小町らの案内でそれぞれの作業を体験した。現場で監督として活躍する天笠まやさんは2児の母親で「子どもを生んで育てながらでも、やりがいのある仕事だということを見てもらいたい」とあいさつした。
作業体験では鉄筋結束やクランプ締付け、測量などに子どもたちが見よう見まねで熱心に取り組んだ。クロス張りでは、職人が思わず褒めてしまうほどの腕前を発揮する児童も。重量約120t、高さ約100mの大型クローラークレーンに試乗したり、自分でタイルを貼ったコースターをお土産にもらうなど、夏休みの思い出として胸に刻まれる一日を過ごした。
施設は、柱はRC造、梁がS造となるRC-S造で基礎免震構造も採用している。5階建て延べ2万2032㎡の規模で、工事の進捗率は同日現在で約15%。工事場所はさいたま市北区吉野町1-403の17万0208㎡。
■父母の職場でCAD・タブレット画像ツールを体験! 西松建設ファミリーデー
西松建設は7日、東京・虎ノ門の本社に社員の家族を招くイベント「本社ファミリーデー」を開いた=写真。子ども26人を含む総勢40人が参加し、2グループに分かれて、オフィスツアーや海外とのテレビ会議体験、CAD・タブレット画像ツール体験などに加え、社長室を訪れ、近藤晴貞社長と記念撮影した。
本社ファミリーデーは、イベントを通じた職場理解や職員同士の交流により、相互理解を深め、それぞれの社員に大切な家族がいることを社内全体で再認識するのが狙い。当日は、西松建設の会社概要や土木、建築の仕事などを分かりやすく説明。参加した子どもたちの名刺を用意し、名刺交換の仕方を覚えた後、オフィスツアーを実施した。
子どもたちは、担当者の説明に熱心に耳を傾け、父親らが働く職場を目を輝かせながら見学した。
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日本建設業連合会九州支部は7月30日、福岡県那珂川町で建設が進む五ケ山ダム建設工事を対象に親子現場見学会を開いた。一般公募で集まった親子22組56人が参加し、建設機械に乗車するなど貴重な体験をした=写真。
親子現場見学は、将来の担い手を確保するため、建設業が夢とやりがいがある職業だということを理解してもらうことを目的に2014年から取り組みを始め、今回で2回目となる。
現場では、コンクリート打設が進むダムサイトのほか、無人飛行ロボット(ドローン)やレーザースキャナーなど現場で活用されている最新の測量技術の実演を見学した。また、ブルドーザーやバックホウ、ホイールローダーなど建設重機を見学し、50tの重ダンプに試乗した。建設業の迫力を肌で感じた子供たちは「すごい!」と驚きと感動の声を何度も上げていた。
福岡県が建設を進めている五ケ山ダムは、12年6月に着工し、14年2月に堤体工に着手した。コンクリート打設は堤高102.5mのうち約86mまで終え、15年内の堤体工完了に向けて順調に進んでいる。施工は堤体建設工事を鹿島・飛島建設・松本組JV、骨材製造工事を大成建設・安藤ハザマ・松尾建設JVが担当している。
諸元は、堤頂長556m、堤体積約93万5000m3の重力式コンクリートダム。総貯水容量は4020万m3、有効貯水量は3970万m3。建設地は那珂川町五ケ山地内。
■「どういった勉強をしましたか?」 女子小中学生から将来を見据えた質問! けんせつ小町活躍現場見学会
日本建設業連合会(中村満義会長)は7月31日、夏休み期間中に女子小中学生と保護者を対象とした「けんせつ小町活躍現場見学会」の第2回を開いた。
現場は、大成建設が東京都港区で施工中の六本木3丁目東地区再開発作業所で、小中学生とその家族約40人が参加した。同作業所では、10人の女性監督を含む、31人の女性職員が活躍している。
午前中に東京都千代田区の科学技術館内「建設館」でワークショップなどを体験した後、工事現場へ移動した。大成建設の甲斐中正司作業所長が歓迎の言葉を述べたあと、なでしこ工事チーム「ナナナ六本木」の女性現場監督6人が工事現場を案内した。参加者は施工中の業務棟で、実際の作業を見ながら解説を聞いた。仮設エレベーターで30階まで上がり、床配筋を見学し、12階では大気社の女性職員から設備工事の説明を受けた。朝礼を行う台の上で記念撮影を行い、児童は図面を指示棒で指しながら、現場監督の気分を味わった。
見学後の意見交換会では保護者から女性監督に対し、「建設業に就こうと思ったきっかけ」「どういった勉強をして入社したのか」など将来を見据えた質問が上がった。見学した児童からも「地震時の避難場所はどうするのか」といった的確な質問があり、甲斐中作業所長が丁寧に答えていた。
見学したプロジェクトは、六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事及び公共施設工事。大成建設・大林組JVが分担施工し、総延べ20万㎡超の建築工事は大成建設が担当している。建設地は六本木3-1、2。
■柳川高架橋工事現場で働くお父さんは、輝いている! 福岡建協ら「おやじの日」見学会
九州地方整備局福岡国道事務所と福岡県建設業協会は8月1日、発注者と施工者の家族らを対象にした現場見学会「おやじの日」を、有明海沿岸道路の橋脚工事を対象に開いた。参加した子どもたちは仕事場で働く父親の姿を見て、建設業をより身近に感じた=写真。
現場の「福岡208号柳川高架橋上部工(A1-P4)工事」は、名村造船所の施工で、橋長123m、幅10.15mの鋼4径間連続非合成鈑桁橋。工事場所は福岡県柳川市矢加部地内。
見学会には27組、62人が参加した。橋梁の種類や建設方法、有明海沿岸道路と今回の橋脚の事業概要、安全の取り組みなどを学び、現場では高力ボルトを締めたり、高所作業車に乗って橋桁を間近で見るなど体験した。最後は舗装前の橋梁を歩いた。
3歳の子どもと参加した名村造船所の中島祐二さんは「現場を見せたいと思っても個人では難しい。とてもうれしい企画だ」と満足していた。
「おやじの日」は、家族に建設業を知ってもらうことを目的に九州整備局、九州建設業協会、日本建設業連合会九州支部の官民共同で2013年度から始まった。九州各県で開かれ、この日はほかに佐賀、長崎の2県で実施した。5日には鹿児島、8日に熊本、宮崎(宮崎は2カ所)、20日には北九州国道事務所管内で日本建設業連合会九州支部が開く予定だ。
■お父さん、お母さんは竹中工務店大阪本店で何を…? 小学生27人が謎に迫る
竹中工務店は7月30日、大阪本店御堂ビル(大阪市中央区)に勤務する従業員の子女を対象とする職場見学会を開いた=写真。小学生27人と保護者が参加し、親が働いている社内で半日を過ごし、名刺交換などを体験した。
この見学会は昨年も実施したもので、好評だったことから2年連続での開催となった。
冒頭、坪井昌行大阪本店人事部長は「みんなのお父さん、お母さんがどんな会社で働き、どんな仕事をしているのか、しっかり見学してください」とあいさつ。
同社に関する簡単なクイズの後は、「建物ができるまで」と題して、1つの建物が完成するまでに営業部や設計部、作業所などさまざまな部門が連携しながら仕事を進めていることなどを説明した。
さらに、実際に自分の氏名が印刷された名刺を使っての名刺交換や電話の掛け方などを教わり、職場の雰囲気を体感。続いて、屋上庭園や音響プレゼンテーションルーム、ミーティングコーナーなど御堂ビル内各所の見学も行った。
■けんせつ小町のオリジナル企画! 女子小学生らが物流倉庫建設現場を見学
日本建設業連合会(中村満義会長)は6日、戸田建設の設計施工で建設が進む「大正製薬大宮新物流倉庫建設工事」現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。木村匡作業所長が「参加者が楽しめるように、作業所のメンバーがオリジナル企画を考えた」と話す今回は、躯体や内装、コンクリートならし、重機試乗などの実際の工事作業を体験する場ともなった=写真。
参加した女子小学生とその家族約30人は、けんせつ小町らの案内でそれぞれの作業を体験した。現場で監督として活躍する天笠まやさんは2児の母親で「子どもを生んで育てながらでも、やりがいのある仕事だということを見てもらいたい」とあいさつした。
作業体験では鉄筋結束やクランプ締付け、測量などに子どもたちが見よう見まねで熱心に取り組んだ。クロス張りでは、職人が思わず褒めてしまうほどの腕前を発揮する児童も。重量約120t、高さ約100mの大型クローラークレーンに試乗したり、自分でタイルを貼ったコースターをお土産にもらうなど、夏休みの思い出として胸に刻まれる一日を過ごした。
施設は、柱はRC造、梁がS造となるRC-S造で基礎免震構造も採用している。5階建て延べ2万2032㎡の規模で、工事の進捗率は同日現在で約15%。工事場所はさいたま市北区吉野町1-403の17万0208㎡。
■父母の職場でCAD・タブレット画像ツールを体験! 西松建設ファミリーデー
西松建設は7日、東京・虎ノ門の本社に社員の家族を招くイベント「本社ファミリーデー」を開いた=写真。子ども26人を含む総勢40人が参加し、2グループに分かれて、オフィスツアーや海外とのテレビ会議体験、CAD・タブレット画像ツール体験などに加え、社長室を訪れ、近藤晴貞社長と記念撮影した。
本社ファミリーデーは、イベントを通じた職場理解や職員同士の交流により、相互理解を深め、それぞれの社員に大切な家族がいることを社内全体で再認識するのが狙い。当日は、西松建設の会社概要や土木、建築の仕事などを分かりやすく説明。参加した子どもたちの名刺を用意し、名刺交換の仕方を覚えた後、オフィスツアーを実施した。
子どもたちは、担当者の説明に熱心に耳を傾け、父親らが働く職場を目を輝かせながら見学した。
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