2015/08/07

【技能五輪】「LAN、ファイバー敷設では負けない」 島瀬竜次選手(きんでん)らサンパウロへ!

11日から16日までブラジル・サンパウロで開かれる第43回技能五輪国際大会に向け、出場選手45人が6日未明に現地へ出発した。これに先立ち5日には皇太子殿下が選手を接見されたほか、菅義偉内閣官房長官らを選手たちが表敬訪問した。代表選手6人が記者会見に臨み、きんでんの島瀬竜次選手=写真中央=は「緊張するだろうが、自分の作業に徹して金メダルを取りたい」と意欲を示した。

 情報ネットワーク施工の職種に出場する島瀬選手は「大会に向けた訓練では、前回大会よりも課題のボリュームが増えているので時間内に作業を終えられるようにスピードを重視して取り組んだ。また、当日初めて触る部材でもいつもの練習どおりにできるよう、いろいろな部材での対応力を身に付けてきた」と手応えを披露。「一番早く作業して圧倒したい」と意気込みを語った。大会の経験は「LANケーブルや光ファイバーの敷設、携帯電話の基地局建設などに生かしたい」とさらなる成長への思いも明かした。
 国際大会は、昨年11月に愛知県で開かれた技能五輪全国大会の成績優秀者が出場。溶接や造園、自動車板金、洋菓子製造など幅広い分野の40職種から45人が参加する。前回大会は、日本は金メダル5個、銀メダル4個、銅メダル3個を獲得し、国別では4位の獲得数だった。今回の大会では、メダル獲得数で3位以内を目指す。
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