2015/08/18

【専門高校メッセ】新潟建協、新潟建専連が参加! 青年部“イケメン”の鉄筋結束指導も

新潟県教育委員会などによる「2015年度県立専門高校メッセ」が11日、新潟県長岡市のアオーレ長岡で開かれた。若い力がみなぎる中、建設業団体として初出展となる新潟県建設業協会(本間達郎会長)と新潟県建設専門工事業団体連合会(近喜男会長)がものづくりの魅力を積極的に発信した。

 新潟建協は企業ブースの一角で、社会資本整備の目的や建設企業が地域に果たす役割などを伝えるため、パネル展示やDVD放映を展開した。異形ブロックの模型に対する関心は特に高く、2人の男子中学生は知恵を出し合いながら、真剣な面持ちでそれを組み上げていった。

異形ブロック積みに挑戦する男子中学生
新潟建専連では、新潟県鉄筋業協同組合(新鉄協)青年部が鉄筋の結束などを実演。会場の出入り口付近であったことから、多くの中、高校生が足を止め、高い技術力にくぎ付けになっていた。
 手作業での結束を体験した女子高生は「難しすぎる」「ちょっと意味が分からない」と漏らしながらも、青年部の“イケメン”からの指導に熱心に耳を傾けていた。ただ、鉄筋用結束機の説明に入ると、「ずるい」「最初からそれを使ってくださいよ」と不満が続出。それを近くで見ていた大人たちに「苦労を学ぶことも大事」とたしなめられていた。
 新鉄協青年部の新沢和成氏(新和工業代表)は今回の出展に手応えを感じつつ、「専門工事業が国民生活と密接していることを少しでも分かってもらえれば」と話している。
 同メッセは、工業科などの県内専門高校が一堂に会し、中学生とその保護者らに日ごろの教育成果を披露するのが狙い。専門学科への理解を深めてもらうとともに、将来設計をより描きやすくするため、建設業、製造業などの民間企業も参加した。今回は約1630人が来場。高校生などの出展側を合わせて約2200人が集まった。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【フォト&安全標語コン】フォトは徳川さん「中野坂上駅」、安全標語は武藤さんが最優秀 トンネル技術協 日本トンネル技術協会(佐藤信彦会長)は、設立40周年記念事業の一環として安全標語募集とトンネル・地下空間フォトコンテストを実施した結果、安全標語の特選には武藤文夫氏(山梨県)の「みんなで目指す ゼロ災害 進む切羽に 輝く未来」、フォトコンテストは徳川弘樹氏(東京都豊島区)の「中野坂上駅」=写真=が最優秀賞にそれぞれ選ばれた。13日には東京都中央区の同協会で表彰式を開き、佐藤会長が受賞者らに賞状などを手渡した。 安全標語の受賞者たち … Read More
  • 【カーボンニュートラル賞】日本初のマイナスエネルギービルで大賞! 清水建設の「生長の家“森の中のオフィス”」 建築設備技術者協会(JABMEE、田辺新一会長)は12日、建物の省エネルギー化や再生可能エネルギー利用の優れた取り組みを評価する第3回「カーボンニュートラル賞」受賞者を発表した。全国から21件の応募があり、大賞には清水建設の「生長の家“森の中のオフィス”-日本初のゼロエネルギービル」が選定された=写真。同賞運営委員長を務めた野部達夫副会長は、「応募作21件中、リニューアルが5件、設備単体の応募が6件だった。新築中心だったこれまで比較して応… Read More
  • 【ブラジル技能五輪】左官・日本代表の堀良成さん(堀工業)、代表の誇り胸に活躍誓う ことし8月にブラジル・サンパウロで開かれる、第43回技能五輪国際大会の左官・日本代表に堀工業(新潟市)の堀良成さん=写真=が選ばれた。日本の伝統技能の担い手として、世界の舞台でそれを披露することに少なからず重圧を感じながらも、先人たちが築き上げた“技”の高さを証明する絶好の機会となる。「金メダルを獲得する」という目標の下、厳しい訓練に励む姿に同大会での活躍が期待される。  日本代表の選考を兼ねた第52回技能五輪全国大会は、2014年11月2… Read More
  • 【担い手】delaが案内するDVD『建設業 夢を形にする世界』が完成! 中部圏建設担い手育成NW協 愛知、岐阜、三重、静岡各県の建設業協会などで構成する中部圏建設担い手育成ネットワーク協議会の学生向け広報用DVD『建設業 夢を形にする世界』が完成した。11日に、名古屋市中区の中部地方整備局内で完成披露式を開き、DVDに出演しているアイドルユニット「dela(デラ)」の沢井里奈さんと綾瀬麗奈さんが八鍬隆局長に完成品を手渡した。  2人は、多くの人々が協力して形を作り上げていく建設の世界の案内役として登場する。名古屋駅前で建設が進む「JPタワ… Read More
  • 【世界遺産の玄関口】広島の若手建築家が「宮島口の国際コンペ」に挑む! 広島の若手建築家やデザイナーが手を組み、宮島口まちづくり国際コンペに挑む--。建築やデザインに携わる20-30代の社会人が集まり、広島の建築や街の将来像を語り合うことを目的に発足したTREESは、同コンペに向けたデザインイベント「TREES Work Session」を開催している。市民をも巻き込んだオープンでフラットな協創の場をつくり、新しい広島型まちづくりを目指す。30日に予定しているデザインイベントでコンペに提出するデザイン案のプレゼ… Read More

0 コメント :

コメントを投稿