2016/07/24

【建コン協】熊本地震の調査概要、活動、教訓を伝える 調査報告書『熊本地震災害レポート』


 建設コンサルタンツ協会(長谷川伸一会長)は、熊本地震について、本部と九州支部(村島正康支部長)と合同で行った現地調査の結果をまとめた調査報告書『熊本地震災害レポート』を作成した=写真。

 熊本地震の概要、災害時の建設コンサルタントの活動、熊本地震時の建設コンサルタンツ協会各社の活動、伝えるべき教訓、本部・九州支部合同現地調査の概要、地震から得られた教訓に基づく提言で構成している。
 このうち提言では、設計時の地震外力の再検証(断層域を考慮した設計地震動および地域補正係数など)、周辺地盤の地震耐力を勘案した施設配置手法の確立、特徴的損傷があった構造物のメカニズム究明と対応策の立案、ICT(情報通信技術)などを活用した早期災害把握の促進と迅速な応急復旧に向けた事前対応を求めている。
 約7000部作成し、発注機関のほか、学校など全国に広く配布する。


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