2016/07/26

【地域建設業】3DMCブル・バックホウを体感! 新未来研究会が砂子組のi-Con第1号工事を見学


 全国の若手建設業経営者で組織する地域建設業新未来研究会(CCA)は、情報化施工などICT(情報通信技術)の活用について研究する「建設IoTワーキング・グループ(WG)」で、i-Construction(アイ・コンストラクション)の第1号工事として、北海道の砂子組(本社・奈井江町、砂子邦弘社長)が施工している「道央圏連絡道路千歳市泉郷改良工事」の現場見学会を行った。見学会には、CCAに参加している10社などから約40人が参加した=写真。

 砂子組は、2009年度の北海道開発局発注工事から情報化施工に取り組んでいるが、ことし5月からは国土交通省がi-Con対応型工事の第1号として発注した泉郷改良工事のUAV(無人航空機)測量に着手した。
 同現場では、3次元マシンコントロール(3DMC)のブルドーザーを路体盛土工に、3DMCのバックホウを法面整形工と橋台堀に活用している。
 特に3DMCバックホウは、法面の3次元設計データを重機に送っておけば、重機が自動的に設計面を検知して、バケットを半自動操作するため、オペレーターは法面形状を簡単に施工できるシステムとなっている。

ICT土工の知見を深めた
同工事の野崎了所長は「丁張りの手間が不要で、施工にかける人手が減らせる。また重機近くに人を配置する必要がないので、安全面も大きく向上した」と話す。見学会参加者は、「今後、全国でも対応型工事が発注されるので、非常に勉強になる」と感想を述べた。
 道央圏連絡道路千歳市泉郷改良工事は、北海道開発局発注で、工事延長480m、道路土工は掘削工1400m3、路体盛土工5万4600m3など。
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