2016/07/18

【職業体験学習】“一生続けられる仕事”クレーンオペの仕事とは? 市川工高生30人が操作体験


 千葉県クレーン建設重機協同組合と全国クレーン建設業協会千葉支部(ともに佐藤浩昭理事長・支部長)は11日、市川市にある県立市川工業高校で職業体験学習会を開いた=写真。定時制と全日制の生徒約30人が大型クレーン車の操作体験を通して、建設産業とクレーンオペレーターの職業感を醸成した。

 冒頭あいさつに立った佐藤理事長は「クレーン免許を取得し、技術があれば一生涯仕事を続けられ、後世に残る仕事に携われる。興味・関心がある人には、資格取得も支援していきたい」と呼び掛けた。
 続いて会員企業のクレーンオペレーターが1日の動きを通して、仕事内容などを紹介した。また、建機メーカーの担当者がクレーンの構造や性能などを解説した。さらに昨年度の体験学習会受講後にクレーン資格を取得したOBが、自らの体験をもとに、資格取得までの道のりを振り返った。
 この後、生徒たちは3班に分かれて、安全な誘導方法や正確な操作技術の指導を受けながら、校庭に設置した3台のクレーンを操って重さ1tの資材を移動させた。
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