2016/07/16

【フジテック】保守技能大会、優勝は男女混成の東カスタマーBチーム! 若手活躍に手応え


 フジテックは7、8両日、大阪府茨木市の人材開発拠点「ビッグフィット」で、日々のメンテナンス現場で培った技能や顧客対応力を競う「全国保守技能競技大会」を開いた。2年に1回開催している大会で、8回目となることしは5人の女性エンジニアが初めて参加した。各支店などの代表16チームが出場し、男女混合チームが優勝・準優勝を飾った。写真はエレベーター閉じ込め救出作業。主導でモーターを巻き上げる様子

 競技内容は、エレベーターやエスカレーターの不具合個所を制限時間内に特定、修理するといった現場実務にとどまらない。聴覚や温度感覚などを問う「五感」が試される競技のほか、電気回路制作や客先でのセールストーク、エレベーターの閉じ込め救出など多岐にわたる。
 初日には、内山高一社長も会場に足を運んで選手を激励するとともに、利用者の安全と安心を守るための技能の研さんを求めた。
 競技に臨んだのは、北海道から九州までの各支店ごとに選抜された2人1組の計16チーム。課題ごとに役割分担しながら、息のあった作業を繰り広げた。

故障対応

 選手の平均年齢は30代前半で前回より4、5歳ほど若返ったという。大会に出場できるのは各支店から選りすぐられた人材であり、大会委員長を務めた伊豆原久男執行役員国内事業本部副事業本部長は「着々と若手が育ってきている」と手応えを感じている。
 2日間にわたって行われた競技は16種目に上り、日ごろ保守現場に出ているベテランの実務者が、選手の一挙手一投足に目を光らせながら採点した。審査の結果、トップ5に男女ペアが3チーム入るなど、初出場ながら女性エンジニアの活躍が目立つ大会となった。
 審査結果は次のとおり(敬称略)。
▽優勝=東カスタマーBチーム(原田晋吾、鈴木悠里)
▽準優勝=東カスタマーAチーム(浜口正浩、長岐友紀)
▽第3位=横浜チーム(谷田部悦也、高田啓)
▽第4位=西カスタマーBチーム(永松英雄、山上遼子)
▽第5位=名古屋チーム(大門寛之、池原渉)
▽特別賞=京滋チーム(猪谷良雄、徳岡真也)。
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