西松建設と土木学会関東支部は5日、神奈川県愛川町の中津小学校5年生の児童95人を同社の愛川技術研究所に招き、防災授業を実施した。
当日、児童は、東日本大震災と熊本地震の発生要因と対策について講義を受けた後、研究所の大型振動台で数種類の震度を再現し、被害状況の違いを見学した。家庭でできる地震対策グッズの使い方や、橋・道路の耐震補強、建物の免震技術についても説明を受けた。児童からは「震度7の揺れを間近に見られて勉強になった。地震のすごさが分かった」「地震や津波の仕組みがよく分かった」などと感想を語った。
防災関連だけでなく、工事中の近隣住民への配慮のための騒音防止対策事例や、実際の騒音計を使った大声コンテストなど体験型アトラクションも用意した。
技研での防災授業は、毎年の恒例行事で、防災意識の向上や建設業への理解促進などのために今後も継続する予定だ。
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