土木学会東北支部などは28日、宮城県石巻市の石巻専修大学で「川村孫兵衛シンポジウム」を開く。
川村孫兵衛は江戸時代、初代仙台藩主・伊達政宗から北上川改修の命を受けて水路整備や治水工事を実施した人物。その後も仙台城下の用水路「四ツ谷堰」や、「貞山堀」などの建設にも携わったとされている。
2016年に川村による北上川河川改修事業の着手から400年の節目を迎えたことから、シンポジウムでは川村の業績を振り返るとともに、今後の石巻市を始めとする北上川流域の未来について考える。
後藤光亀東北大准教授の「北上川改修と川村孫兵衛-地形と地名に学ぶ先人の土地利用とこれからの防災意識-」と題する基調講演を踏まえ、後藤氏や庄子真岐石巻専修大准教授、高橋政則東北地方整備局北上川下流河川事務所長ら6人が「石巻のまちづくりにおける孫兵衛の功績、そして未来へ」をテーマにパネルディスカッションする。
午後1時30分から。参加費無料。問い合わせは同事務所調査第1課・電話0225-94-9847。
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