東急建設は18日、山形県南陽市で施工を進めている「東北中央自動車道たかつむじやまトンネル工事」現場作業所で、同社女性土木技術者の親睦を深める会「TWC(Tokyu Women Civil engineer)」のトンネル施工勉強会と意見交換会を開いた。同社の11人に加え、発注者の東日本高速道路会社、隣接工区の熊谷組、山和建設の女性技術者ら計17人が参加。現場を見学したほか、意見交換会では女性活躍に向けて議論を交わした。
冒頭、東急建設土木本部土木技術設計部設計グループの佐藤たくみ担当課長があいさつし「TWCは2014年から意見交換会などを開いている。東急建設の女性土木技術者は少数だがさまざまな部署に所属しており、仕事の悩みなどを相談できるつながりを持つことを目的として活動を進めている。現在はトンネル工事現場にも女性が配属される時代であり、インフラにはトンネルは欠かせないので、しっかりと勉強してほしい」と呼び掛けた。
続いて、同社の女性技術者として初めてトンネル工事現場を担当し、たかつむじやまトンネル工事現場に常駐する原沢蓉子さんが山岳トンネルの施工方法や手順、同工事の概要について説明した。その後、同工事現場を見学し、工事の進捗や施工状況を確認。参加者からは安全や品質管理、施工についてさまざまな質問が寄せられた。
女性活躍の環境整備を議論 |
第2部の意見交換会ではTWCの活動状況が報告されたほか、各社の職場環境やジョブローテーションなどの取り組みについて情報交換し、女性技術者がさらに活躍するための環境整備に向けて多くの意見が挙げられた。
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