2017/01/25

【築堤工事】最新建設機器や施工管理学ぶ 中央工学校2年生85人が川又町の常陽建設現場を見学


 常陽建設(茨城県取手市、飯田憲一社長)は19日、関東地方整備局下館河川事務所発注のH27川又町築堤工事(常総市川又町地先、山本健次現場代理人)で、中央工学校(東京都北区)の土木建設課と都市環境学科の2年生85人を対象に現場見学会を開いた=写真。鬼怒川緊急対策プロジェクトの一環として小貝川の堤防を高く、断面を大きくする同工事で導入しているマシンガイダンスを始めとする最新の建設機器に触れるとともに、品質や出来形管理などを体験した。

 見学会では、発注者の綿貫克彦下館河川事務所水海道出張所長が鬼怒川・小貝川水防意識社会再構築の取り組みについて講話したほか、築堤工事の品質管理として吉田直人管理第二係が土質別の耐水性を紹介した。
 この後、飯田社長らが見守る中、マシンガイダンスによる堤防法面の段切やTS(トータル・ステーション)、UAV(無人航空機)の操作を通じて最新の測量技術などを学んだ。
 同校は「聞いた百より見たひとつ。現場見学会における体験学習は強く印象に残りやすい。今後もスケジュールやタイミングを勘案して積極的に参加したい」と話している。
 同工事の施工延長は698m。河川土工(盛土)1万4600m3、法覆護岸工(張芝)9860㎡、付帯道路工(表層)7130㎡など。工期は2016年4月から17年3月末まで。
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