アイリスグループのアイリスチトセとホウトクは、学生がカフェ風の空間でくつろぎながら、能動的に学習できる環境づくりに適した家具「イーザック」シリーズを販売開始した。シックな木目調のデザインが特徴で、社内の内装デザインやレイアウト部門と連携し、私立の学校や空き教室のある公立の学校に提案する。
学生同士がディスカッションし、能動的に学習する「アクティブラーニング」が推奨され、ラーニングコモンズなどで自主学習の場を提供する教育施設が増えたが、学生は校内ではなく、カフェなどで勉強している実態があった。校内にもそうした環境をつくってより積極的に学習できるよう、カフェ風で居心地が良く、落ち着ける空間づくりをした。
「イーザック」シリーズは、可動性・収納性・汎用性に配慮した多様な形の木目調の机を取り揃える。いずれもキャスターがつき、机の配置換えが簡単にできる。台形と長方形の「アクティブロック」やティア型、勾玉型、スクエア型の「フラップテーブル」など、多彩な天板形状を取りそろえた。張地がオーダーメイドできるチェアもあり、より個性的なデザイン演出も可能だ。
同社は教育施設向け家具に空間インテリアの要素を加え、学生のニーズに対応できる学習空間づくりに注力する。社内の内装関連事業部との共同提案を強化し、販売拡大を目指す。
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