2017/01/16

【常陽建設】UAV操縦を体験! 中央工学校生が鬼怒川緊急対策プロジェクト現場を見学


 常陽建設(茨城県取手市、飯田憲一社長)は12日、関東地方整備局下館河川事務所が発注した「H28若宮戸(下)低水護岸工事」(常総市、田口仁一現場代理人)で中央工学校の1年生約60人を対象に現場見学会を開いた。関東・東北豪雨で大きな被害を受けた常総市若宮戸で進む鬼怒川緊急対策プロジェクトの一環として行われている同工事を見学するとともに、UAV(無人航空機)の操縦などを体験した。

 見学会に先立ち下館河川事務所の淺野貴浩鎌庭出張所長が被災や応急復旧の状況、同工事を含む鬼怒川緊急対策プロジェクトの概要などを説明した。この後、根固めブロックの製作ヤードや鋼矢板の打設作業などを見学した。ドローンの操縦や、自動追尾トータルステーション(TS)、レーザースキャナーによる測量など現場で使用する最新の機器に触れたほか、同校卒業生で常陽建設社員の川崎一心さんが、現場の苦労や楽しいことなどを紹介しつつ、後輩にエールを送った。
 午後からは会場を近くの公民館に移してストロー仮橋コンテストを開催した。10本のストローを使って1リットルのペットボトルの重さに耐えられる仮橋の構造を考えながら実験を楽しんだ。
 現場は、関東・東北豪雨災害で大きな被害を受けた常総市若宮戸地区で実施している鬼怒川緊急対策プロジェクトの一環として、低水部の川幅が狭く河岸が洗掘されやすいため、河岸の護岸を整備している。
 施工延長は268m。盛土1万5200m3、広幅鋼矢板324枚、カゴマット4470㎡、根固めブロック製作・据付2021個など。工期は16年10月から17年3月まで。
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