日本鳶工業連合会(日鳶連、永井克弘会長)は11日、東京・霞が関の国土交通省を訪れて、石井啓一国交相らに「祝い木遣り」を披露した=写真。地方組織である東京都鳶工業会の木遣り師がその美声で新年の始まりを祝った。
木遣り(きやり)は仕事が完成した際に歌う労働歌。約800年前から口伝えで受け継がれてきている。
冒頭、あいさつした永井会長は、建設産業界を取り巻く後継者不足の問題や若手入職者の減少といった課題を例に「待遇面を含めて(われわれとして)働き手が安心して働ける環境を用意していかなくてはならない。まだまだこの仕事はなくなってはいけない。受け継いでいかなくてはならない」と力を込めた。
石井国交相は「今後も世界に誇る鳶の“匠(たくみ)の技”によって、安全・安心な建築物の施工がなされることを期待している」と述べた。
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