福井県が建設を進めている河内川ダムの定礎式が2日、若狭町熊川の現地で開かれた。西川一誠福井県知事を始め、地元関係者や施工関係者など約170人が出席した。施工は西松建設・竹中土木・キハラコーポレーション・長崎組JVが担当している。
定礎式は県と、地元自治体などで構成する北川総合開発対策協議会が主催した。木遣の音頭とともに重さ112㎏の礎石が運び込まれ、礎石が所定の位置に設置されるとまず西川知事らが鎮定の儀、次に国土交通省水管理・国土保全局治水課の岡村次郎事業監理室長らが斎鏝の儀を、最後に施工者を代表し近藤晴貞西松建設社長、竹中康一竹中土木社長、小高直基キハラコーポレーション社長、松田七男長崎組社長の4人が斎槌の儀を行った。
奥田康信JV所長の号令でタワークレーンを稼働、バケットを礎石の上にセットし、浦真福井県土木部長らがスイッチを押すとコンクリートが勢いよく投入され、定礎が完了。万歳三唱とともにくす玉を開き、節目を祝った=写真。
河内川ダムは、堤高77.5m堤頂長202.3m、堤体積は25万8000m3の重力式コンクリートダムで2012年12月に本体工事に着手、14年10月から堤体コンクリートの打設を開始。11月2日時点で堤高は23.25m、堤体打設量は9万m3に達している。19年度の完成が目標だ。
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