2016/03/23

【地域建設業】コマツのスマコンを50人で見学! 新未来研究会が建設IoTワーキング


 全国の地域建設業の若手経営者らで組織する地域建設業新未来研究会(CCA)は17日、千葉市のコマツレンタル美浜機械センタで第2回「建設IoTワーキンググループ」を開いた=写真。約50人が参加し、情報化施工への理解を深めた。

 冒頭、中村建設の中村光良社長が「人材不足の早期解決は喫緊の課題だ。解決方法の1つである情報化施工の最先端を見て、各自が実際に行動を起こしてほしい。地域の建設業に幅広く技術が導入され、新しい建設業のスタイルをそれぞれの地域で発信していければ」とあいさつした。
 コマツの四家千佳史執行役員スマートコンストラクション推進本部長は、ICT(情報通信技術)建機の活用などにより生産性向上を実現する同社のソリューションサービス「スマートコンストラクション」の概要を解説した。その後、自動ブレード制御機能を搭載したICTブルドーザによる整地や、ドローン(小型無人飛行機)の飛行デモンストレーションを見学した。また、参加者はICT機能搭載の油圧ショベルやブルドーザに試乗し、自動制御による整地や法面整形などを体験した。
 質疑応答では、販売の予定や無人操作に関する質問が相次ぎ、中村社長は「スマートコンストラクションの建築への適用や都市部での活用などの要望をCCAとしても提案していきたい」と述べた。
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