2015/05/11

【宮城建協】いがらしみきお氏監修! 震災初動対応描くマンガ『知られざる英雄たち』発行

宮城県建設業協会が発行した、東日本大震災時の地域建設業の初動活動を描いたマンガ冊子『知られざる英雄たち』が好評を博している。

 同冊子は、宮城県出身の人気漫画家・いがらしみきお氏監修のもと、シナリオは同協会が制作を進めている震災対応DVDのインタビューから着想を得た。被災した男子学生の目を通して、発災時の混乱した状況や被災地の苦悩、被災者でありながら沿岸部の道路啓開にまい進する地域建設業の姿が描かれている。
 3月に仙台市で開かれた国連防災世界会議にあわせて5000部を印刷し、関連イベント時の展示だけで1200部が掃けたほか、同協会各支部や学校などにも配布。その後も問い合わせや引き合いが多く、初版は底を尽いた。そのため近く増刷し、今後実施する「就活ゼミ」や各種イベントなどでも活用する予定だ。
 同協会の伊藤博英専務理事は「マンガをきっかけに、より多くの学生が建設業に興味を持ってほしい」と話している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【土木学会】あなたは橋派?鉄道派? 土木コレクション@新宿駅西口広場、11/24まで  土木学会(田代民治会長)は21日から24日までの4日間、東京都新宿区の新宿駅西口広場イベントコーナーで、「土木コレクション2016 あなたは橋派?鉄道派?」を開いている。初日となる21日のオープニングセレモニーでは、田代会長、西倉鉄也東京都建設局長、土木広報戦略会議土木の日実行担当の五道仁実国土交通省官房技術審議官がテープカットを行った。  田代会長は「明治以降、日本をつくってきた土木技術者の思いを感じ取ってくれたらうれしい。このイベン… Read More
  • 【土木学会】市民普請大賞グランプリは「別所砂留を守る会」 住民主体の活動を評価  土木学会(田代民治会長)は23日、東京都新宿区の土木会館で土木の日関連行事のシンポジウムを開いた。「市民普請大賞2016」の1次選考を通過した6団体などの活動発表と講評が行われ、最終審査の結果、グランプリに別所砂留を守る会(広島県)の「別所砂留の整備保存および啓蒙活動」が選ばれた。地域住民が中心となった整備保存や見学会の開催、砂留を活用した地域活性化への取り組みなどが高く評価された。  各受賞者への表彰状贈呈後、田代会長は「皆さんの活動… Read More
  • 【宮城建設青年会】監督・作業員の両方になってみた! 中学生が道路舗装工事を体験  宮城県建設業青年会(栗村英樹会長)は16日、仙台市太白区の民有地で中学生を対象とした舗装工事の現場実習を行った。職場体験授業で建設業を希望した仙台市立第一中学校2年の男子生徒2人が、現場監督と作業員の仕事を経験した。  15日から18日までの4日間にわたって行われた職場体験には、白鳥智志さんと遠澤歩武さんが参加。 太白区羽黒台にある柴田建設工業(柴田充社長)の資材置き場で2人は、現場監督と作業員の役割を交互に入れ替わりながら、舗装版破砕… Read More
  • 【振興基金とCAT教習所】合宿でも安心して7資格取得! 女性限定の重機オペ養成コース開講  建設業振興基金(内田俊一理事長)とキャタピラー教習所は21日、千葉県柏市の東関東教習センターで女性限定重機オペレーターの養成コースを開講した。コースには北海道から宮崎県までの全国から6人の女性が参加、約1カ月間にわたる合宿式の講習修了に向けて資格取得を誓った。  これは、建設労働者緊急育成支援事業の一環として開講したもので、12月17日までに建設業経理事務士4級などの事務から車両系建設機械技能講習など、合計7つの資格を一度に取得するもの… Read More
  • 【日建連講演会】カリスマ所長4人が現場マネジメント力水平展開の極意を語る!  日本建設業連合会の建築生産委員会施工部会(木谷宗一部会長)は12日、東京都港区の建築会館ホールで現場マネジメント力の水平展開を目的とした「作業所長による生産性向上に関する講演会」を開いた。選りすぐりの“カリスマ所長”4氏が豊富な経験と実績から培ったノウハウに対する関心は高く、会場は“最適解”を求める約170人の参加者で埋め尽くされた。「放任と統制」「信頼と粋の精神」「働きたくなる環境づくり」「自分で考える癖」など、所長が繰り出すキーワー… Read More

0 コメント :

コメントを投稿