2015/07/03

【日建連中国】未来の医療担う広大医学生が広島鉄道病院新築工事現場を見学

日本建設業連合会中国支部(木村普支部長)は1日、JR広島駅新幹線口前の二葉の里地区で建設が進む広島鉄道病院新築工事の現場で見学会を開き、広島大学の医学部1年生ら11人を招待した。現場は清水建設の設計・施工により、10月の本体完成に向け順調に作業が進んでいる。

 中国地方の行政、建設業団体などで構成する中国地区建設産業魅力発信推進連絡協議会では、受け入れ可能な現場をリストアップし、管内の大学や高専、工業高校などに連絡するとともに、中国地方整備局のホームページに掲載するなど積極的な情報発信を推進している。今回の見学会もその活動の一環として、日建連が主催した。未来の医療を担う若者が参加し、病院ができるまでの過程を熱心に見学した=写真。
 見学会では、清水建設の加來晃彦統括工事長がロングスパンの構造体が可能となり広い空間をつくりだす「シミズHy-ECOS構法」や免震構造の仕組みなど、コンセプトである「災害に強く、環境に優しい病院」を実現する最新技術や工事概要を説明した。また、6月30日時点で現場従事者が延べ4万人、延べ労働時間が36万時間を超えたことなどが紹介された。
 広島鉄道病院は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が老朽化した既存病棟の建て替えとして計画した。二葉の里地区の敷地2万6137㎡に免震構造を採用したRC・S造7階建て延べ2万2587㎡の規模で建設する。10月にも本体工事を完了させ、医療機器搬入などを経て開院し、2016年11月末までに既存施設解体、駐車場整備を進める。
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