プラント解体業のベステラ(本社・東京都墨田区、吉野佳秀社長)は、3Dレーザー計測事業を拡充する。ニコン・トリンブル社の3Dレーザースキャナー「TX-8」=写真=を国内で初めて導入したほか、計測担当人員を増強し、高度化・多様化するマーケットニーズに対応する。
具体的には、製鉄所や発電所などの大規模プラントや、高密度点群を利用した制御機器・ロボット研究機関向けに、3Dレーザースキャニングによるサービスを提供する。
大規模プラントでは、高炉や煙突といった計測対象物の高さが100mを超える施設で、ドローン(小型無人飛行機)による飛行・空撮が安全上許可されていない施設に対して、レーザースキャナーを使ってミリ単位の高い精度での計測を提供する。
大学などに対しては、TX-8で取得できる高密度点群の3次元座標データを活用して、制御機器やロボット等の自律的な位置把握などの新たなデータ利用を提案していく。
TX-8は、100m先の距離でも誤差2mmという高い測距精度が可能。またスキャンエリアが水平方向で360度、鉛直方向で317度と広く、スキャナーの設置位置などの自由度が高いという。同社は今回、TX-8を2台導入し、合計で4台の3Dレーザースキャナーが稼働することになった。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿