厚生労働省のものづくりマイスター制度を活用した「左官体験講習会」が千葉県職業能力開発協会の支援、千葉県左官業組合連合会の協力により19日、旭市の千葉県立東総工業高校(木内和夫校長)で開催された。同校建設科1年生40人が専門工事業の1つである左官業について学んだ。
開講式で木内校長は「講師の左官マイスターから優れた美意識、素晴らしい感性を感じ取っていただきたい。ぜひとも、この中から左官業に進む人が出てきてほしい」と呼び掛けた。
続いて、青木茂千葉県左官業組合連合会会長が材料である石灰、漆喰が古代から現代に至るまで世界各地のさまざまな建物で使われている多くの事例やシックハウス症候群を低減させる効果などを示しつつ、「きょうの体験で左官の仕事に目を向けてもらい、入職していただきたい」と話した=写真。
来賓あいさつで千葉県職業能力開発協会の渡邉陽一氏は「いろんな疑問や質問をぶつけ、積極的な学習を心掛けてください」と述べた。
教室で仕事紹介のDVDを放映した後、屋外に場所を移し、工具の取り扱いや講師陣らのデモンストレーションなどを経て、ちり塗り・平面塗りといった体験実習を実施した。
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