2015/10/27

【新宿駅新南口】大人の女性をターゲットにしたルミネ「NEWoMan」が来春開業

東日本旅客鉄道(JR東日本)のグループ企業であるルミネ(本社・東京都渋谷区、新井良亮社長)は26日、2016年春に、JR新宿駅新南口に商業施設『NEWoMan(ニュウマン)』を開業すると発表した。JR東日本が建設中のJR新宿ミライナタワーの1-4、7階(中2階含む)の6フロアと、新宿駅新南口駅構内(エキナカ/エキソト)の1フロア、さらに線路上空部の屋上を含む3フロアで展開。“大人の女”をメーンターゲットに、約100店舗(売場面積約7600㎡)を予定している。16年3月下旬と4月中旬の2段階で開業する。初年度の売上げは約200億円を目指す。

 『NEWoMan』は、既存のルミネ各館とは異なる新しいコンセプトで開発。同日会見した新井社長は「『街とともに成長していく事業』と位置付け、20年とその後を見据え、新しい東京の街づくりに貢献する新事業に挑戦する」と話した。
 同社として初めてエキナカエリア全体を監修・運営するほか、文化創造空間としてイベントホール『LUMINE 0(ルミネ) ゼロ』や、婦人科を含むクリニックと保育園、屋外広場や屋上菜園など、「ショップ以外の施設も含め複合施設としてトータルプロデュースしていく」(新井社長)考え。また、「駅周辺の施設と一体となったデザイン設計や、周辺環境の整備事業への取り組みなど、街づくりの視点で施設開発・運営に取り組む」(同)としている。
 具体的には、駅と『NEWoMan』を含む施設全体を、一つの街としての色合いを持つような一体的な環境意匠を採用。シナトの大野力氏とともにデザインコンセプトをつくり、境界を感じさせない一体感を演出する。
 旧新南口駅舎跡地に建設中のオフィス、商業・文化施設などからなる複合ビル『JR新宿ミライナタワー』(S一部SRC造地下2階地上32階建て延べ約11万1000㎡)は16年3月の完成を予定。新宿駅南側線路上空2階には新駅舎が同年春に完成する。設計はJR東日本東京工事事務所と東京電気システム開発工事事務所、ジェイアール東日本建築設計事務所。施工はオフィス・商業施設を大林組・大成建設・鉄建JV、線路上空の文化施設などを大林組・鉄建・大成建設・大和小田急建設JVが担当している。
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