2015/10/08

【空間デザインコン】最優秀賞は齋藤弦氏(千葉大大学院)の「Glass-Transition House」


 日本電気硝子(松本元春社長)は6日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で第22回空間デザイン・コンペティション入賞者の表彰式を開いた。最優秀賞には、提案部門では齋藤弦氏(千葉大大学院)による「Glass-Transition House」=写真、作品例部門では新潟県上越市、山田一信氏(交建設計)、水野一郎氏(金沢工業大学)による「上越妙高駅自由通路東口もてなしドーム」が選ばれた。今回は提案部門256点、作品部門167点の計423点の応募があった。

 主催者を代表してあいさつした松本社長は、「22年間の歴史を積み重ねたデザイン・コンペティションをことしも受賞者の皆さんとともに開催することができてうれしく思っている」と語った。続いて山梨知彦審査委員長が「ガラスのイメージを一新しようと『あたたかいガラスの家』をテーマに設定したが、そぐわない提案も多く、これまでのガラスのイメージがいかに深くわれわれの中に刻み込まれているかを再認識した」と総評した上で、最優秀賞を「これまでにないガラスのイメージを引き出す王道を行く提案だった」と高く評価した。

水野一郎氏(金沢工業大学)による「上越妙高駅自由通路東口もてなしドーム」

 受賞者を代表してあいさつした齋藤氏は「20年後に、この案が最初だったと言われるアイデアを考え続けていくことがこのコンペで栄誉を頂いたわれわれの使命と考えて設計に取り組みたい」と喜びを語った。
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