2015/10/30

【仙台市地下鉄】東西線、ついに12/6開業! 試乗会終え最終工程に


 仙台市は、12月6日の開業を予定している地下鉄東西線で通常ダイヤの運行による車両試乗会を開いた=写真。

 路線は、同市沿岸部の仙台東部道路仙台東インターチェンジ(IC)付近の荒井駅(若林区)から中心市街地の仙台駅を経て、西部の八木山動物公園駅(青葉区)に至る。
 既存の地下鉄南北線と合わせて、東西南北を十字に結ぶ骨格交通軸を形成することにより、定時性に優れた交通ネットワーク網を構築する。
 車両は、東北初のリニアモーター式を採用。トンネルなどの建設費を縮減するため、車両断面積を小さくしている。回転モーター式の南北線に対し、車両外形が約3割縮小しているものの、横型のリニアモーターの構造などにより、車内空間を約2割の縮小に抑えることで快適性を確保している。標高の高い八木山動物公園駅への長い急勾配も力強く走行する。
 全13駅の駅舎内の随所には各駅周辺の町並みなどを取り入れたデザインを採用。仙台駅は階段の天井が波を打つような流線型となっており、同市の夏の風物詩である「仙台七夕まつり」で飾られる吹き流しを表現している。
 開業まで運転士の訓練を進めるほか、トンネルや橋梁など構造物の検査や一部サイン工事などの整備を進める。
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