2015/10/08

【三機工業】ベルトをボタン1つで自動洗浄! 取り外し不要、表裏同時に洗うコンベヤー


 三機工業は、食品工場向けにベルトを自動で洗浄できるコンベヤーを開発した=写真。現在は、ベルトをコンベヤーから外し手作業で洗浄しているが、ボタン1つで裏表を10分程度で洗浄が可能なため、作業時間の短縮だけでなく、洗浄の作業員が不要になり人手不足にも対応できる。2016年4月から発売、初年度は20台の販売を見込んでいる。

 新商品は、コンベヤーの内部に水と洗浄剤を吹き付けるノズルを設置、ベルトの表と裏を同時に洗浄する。コンベヤーの長さは1.7-6m、ベルトの幅は200-600mmに対応できる。キッコーマンバイオケミファの検査機器で計測した結果、洗浄後の清浄度は最高ランクを満たしていた。価格はコンベヤー長さ1.7mが250万円。
 専用のアルカリ洗浄剤も用意、機械の販売だけでなく、継続的に取引が見込める洗浄剤の販売にも力を入れる。価格は10㎏入り1万5000円で、1カ月程度使用できる。同社は主力の空調衛生工事を含め、工場全体の設備をカバーする総合エンジニアリングを目指している。
 ベルト洗浄コンベヤーは、7日から9日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開かれている食品開発展2015に出品している。
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