皆川組(本社・新潟市、皆川義雄社長)は20日、北陸地方整備局新潟国道事務所発注の国道7号大夫興野IC(インターチェンジ)改良工事(同社施工)で、園児を対象とする現場見学会を開いた。ものづくりの魅力とスケールの大きさを伝えるため、実際に現場で使っている建設機械を用意。園児はバックホウやロードローラーに試乗し、オペレーター顔負けの真剣な表情でハンドルを握っていた=写真。
今回現場を訪れたのは蓮野こども園(新潟県聖籠町)の年長組約30人。同工事の現場代理人を務める堀伸吾氏から工事概要などについて説明を受けた後、建機に乗り込んだ。バックホウ、ロードローラーはテレビや本などで知っているものの、間近にするのは初めて。試乗を終えると、バケットやローラー部分を触れながら、それぞれの役割などを尋ねていた。子どもたちの笑顔が終始明るい雰囲気を醸し出していた。
最後に堀氏は「大きくなった建設機械を(実際に)操縦してほしい」と呼び掛けた。
また、近隣住民も足を運んだ。そのうちの一人だった渡辺優氏は「担い手の確保・育成が課題となる中で、小さい子が建設業に触れる良いきっかけとなったのでは」と目を細めた。
本工事では、大夫興野ICをハーフICからフルICに改良する。同局の「女性技術者の登用を促すモデル工事」となっている。工期は5月末まで。工期延長を予定している。工事場所は聖籠町藤寄地先。
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