東京都町田市は、サッカー・Jリーグ公式戦やラグビートップリーグなどの試合に使われている、市立陸上競技場=写真=に大型映像装置を整備する。ホームタウンチーム「FC町田ゼルビア」のJ2復帰を機に、老朽化した電光掲示板を更新する。基本設計を協和コンサルタンツに委託した。実施設計と整備工事を一括して、2017年度に発注する予定。同年度末までに完成させ、18年のシーズンスタートに備える。
現在の電光掲示板(縦約9m、横約17m)は、開場した1990年から25年間使用しているため、経年劣化が進んでいる。また、FC町田ゼルビアが4季ぶりにJ2に復帰。JリーグからJ2クラブに対して、18年6月までに、大型映像装置の設置を求められている。
大型映像装置は、電光掲示板とほぼ同規模で計画。旧来型の文字表示と違って、カラー画像・動画やリプレー映像の表示ができるようにする。スポーツを「みる人」に対し、試合の臨場感を高め、楽しい空間を演出することができ、スタジアム全体の一体感が増す。市では、Jリーグ公式戦以外にもさまざまなスポーツイベントに活用する考え。
石阪丈一市長は、「スポーツのまち町田」を推進する中で、J2復帰は「まちが元気になる」と歓迎し、大型映像装置について、17年度予算案に整備費を計上する考え。整備には「数億単位の事業費がかかる」と認識。市では、4月から「ふるさと納税」を活用した寄付を募集し、事業費の一部に充てる。
野津田公園内にある市立陸上競技場(野津田町2035)は、メーンスタンドがRC造6階建てで、観客席約1万0600席。日本陸上競技連盟公認第3種・Jリーグ(J2)基準を満たすスタジアムとして、13年3月にリニューアルオープンした。日本体育施設と町田市体育協会からなる「スポーツパークパートナーズまちだ」が指定管理者として運営管理している。
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がんばれFC町田ゼルビア!!
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