2016/05/10

【仮囲いアート】八王子市の歩みと未来を描く! 大学生、小中校生が8作品制作、展示


 東京建物と日本土地建物が東京都八王子市で開発するマンション建設地で、「旧ダイエー跡マンション建設地仮囲いアートプロジェクト」の作品展示が始まった。同プロジェクトは2017年の八王子市の市制100周年記念プレ事業となる。

 八王子市ゆかりのアーティストの指導・監修のもと、多摩美術大学、工学院大学の大学生や、市内の小中高生ら延べ56人が「八王子市の歩み、八王子市の未来」をテーマに、全8作品のアート作品を創りあげ、マンション建設予定地の全長58mの工事用仮囲いに作品を掲出している。企画はまちワイ(八王子市、星見和男社長)が担当した。

作品の一部。左は「1860年の八王子」(Yui Stephanie氏)、右は「1946年の八王子」(竹谷嘉人氏)
アート作品がプリントされた記念品をもらう制作者たち
4月24日の作品除幕式では、石森孝志市長が「八王子市の過去を振り返り、将来を描いていただいたことで郷土愛や誇りを感じていただけたのではないかと思う。100周年という節目に当たって、市の魅力を市内外に発信していくチャンスだ。市民とともに次なる100年に向けて、八王子が夢や希望を持てるまちづくりをしていきたい」とあいさつした。
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