建設業振興基金(内田俊一理事長)とキャタピラー教習所は21日、千葉県柏市の東関東教習センターで女性限定重機オペレーターの養成コースを開講した。コースには北海道から宮崎県までの全国から6人の女性が参加、約1カ月間にわたる合宿式の講習修了に向けて資格取得を誓った。
これは、建設労働者緊急育成支援事業の一環として開講したもので、12月17日までに建設業経理事務士4級などの事務から車両系建設機械技能講習など、合計7つの資格を一度に取得するもの。
参加した女性は「溶接工場で働いていて、玉掛け資格に興味を持った」「車が好きなことから始めたが、よりたくさんの資格を取りたい」「20年システムエンジニアをしていたが次の仕事として土木を考えた」などそれぞれのきっかけを話した。
女性限定という開催については「男性の中でやるよりも、自分のペースでできる」「合宿形式なので、女性だけの方が両親も安心できる」「女性同士の方が仲間ができやすい」などと感想を話していた。
今回は十数人の応募から、建設業への就職意欲などを面接で評価して参加者を選んだ。振興基金では修了後に参加者から就職の希望を聞き取り、建設関連団体などを通して就職先のあっせんを行っていく。
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