日本建設業連合会中部支部(岩川千行支部長)は18日、名古屋大学の学生を招き、現場見学会を実施した。工学部環境土木・建築学科の2年生35人と教員2人が参加した。中部地方整備局発注の鍋田上水門改築工事、名二環西蟹田南高架橋下部工事、同北高架橋下部工事の現場の特徴を、各所長らが解説した。
鍋田上水門改築工事現場では、戸田建設の相羽周所長らが木曽川水系下流部に位置する現場の軟弱地盤と民間の舟の航路を妨げないルール、干潮満潮時には作業環境が変化することなどの特徴を紹介した。
名二環西蟹田南高架橋下部工事現場では、熊谷組の柳浩二所長らが橋脚の施工個所を案内した。掘削作業の様子を目の当たりにした学生らは、職人たちの作業を熱心に見入っていた。
同北高架橋下部工事では、鴻池組の小川勝正所長らが作業内容とその進捗状況を説明=写真。また、基礎工事などで使用するバイブレーターや鉄筋の結束を、現場の職人たちが学生らに実技指導した。
現場の空気に触れた学生たちからは 「所長になるにはどのくらいかかるのか」「体力のない自分にも現場で役に立てるか」など、 担当者に率直な質問が寄せられた。
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