横浜市は、「めがね橋」の通称で親しまれている響橋(横浜市鶴見区)が2016年度土木学会選奨土木遺産に認定されたと発表した。市内では、15年認定の「元町・山手地区の震災復興施設群」に続く4件目となる。認定式は月内を予定している。
同橋は震災復興後の京浜工業地帯の発展や自動車交通の発達による道路網の拡大、都市形成史を物語る上で重要であるとともに、戦争のため幻となった東京オリンピックの証拠となる貴重な遺構で、1941(昭和15)年に完成した。繊細なデザインを持つ鉄筋コンクリートアーチ橋(長さ48m、アーチ部の高さ約13m)で、設計などは今井兼次氏と内務省横浜土木出張所横浜新京浜国道事務所が担当した。施工者は不詳。
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