2016/11/20

【大建協】通過する列車に細心の注意! 布施工高生40人がおおさか東線工事現場見学


 大阪建設業協会(奥村太加典会長)は16日、高校生を対象とした見学会を開いた。府立布施工科高(東大阪市)建築設備系建築システム専科2年生約40人が、「おおさか東線野江地区路盤新設他工事」の現場を訪れた。

 施工を担当している奥村組の浦田啓行所長が、現場事務所でおおさか東線や工事概要について説明した後、見学がスタート。駅舎工事の様子を中心に見学した生徒たちは、通過する列車に細心の注意を払い、騒音対策など周辺環境にも配慮しながら作業を進めていることなどを学んだ。
 現場事務所に戻り、質疑応答が行われた。生徒たちは「どれだけの人が働いているのか」「仕事の始まりと終わりは」「初任給は」「休みの日は何をしている」など、さまざまな質問を投げかけていた。
 見学会の締めくくりに当たり浦田所長は「ものづくりには感動がある。つらいこともあるが、節目の時には達成感がある。この経験を糧に、これからも勉学に励んでほしい」と述べた。
 同工事は建設中のおおさか東線新大阪~放出駅間(11.1㎞)のうち、(仮称)野江駅(大阪市城東区野江)を中心とした長さ1951mの区間を施工している。既存の「城東貨物線」の施設や用地を活用しながら複線化と電化を図るもので、工期は2018年6月30日まで。
 おおさか東線は新大阪駅から久宝寺駅までの約20.3㎞の路線で、このうち放出駅~久宝寺駅間(9.2㎞)は08年3月に開業した。新大阪駅~放出駅間は、19年春の開業を予定している。事業主体は第3セクターの大阪外環状鉄道、工事発注は西日本旅客鉄道が担当している。
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