香川県土木部は、建設業PRパンフレット『かがわ建設業図鑑』を制作した。将来に向けた具体的な職業選択を模索する県内の中学2年生(約9300人)を対象に、建設業の仕事内容や実際に働く人の声を紹介、建設業のイメージアップや担い手確保につなげていく。
11月中に各中学校へ配布するほか、県のイベントや県有施設でも配布する。さらに県のホームページ「香川県建設業担い手確保・育成ポータルサイト」にも掲載する。制作には香川県建設業協会(森田紘一会長)と、建設産業専門団体四国地区連合会(四国建専連、武田美治会長)が協力した。
パンフレットはA4判の8ページ(表紙、裏表紙含む)で構成している。香川を代表する土木・建設物、建設業の仕事内容、現場で働く若手社員へのインタビュー、建設業の目指し方や将来像などを、かわいいイラストや写真により、分かりやすく紹介した。 インタビューでは、鉄筋工の丸岩秀任さん(武田建設、入社10年目)、土木施工管理を行う丹下慎太郎さん(青葉工業、入社5年目)、建築施工管理を行う和田奈緒美さん(合田工務店、入社3年目)が建設業の魅力を語っている。
丸岩さんは「建物が完成し、全体を見た瞬間、『自分はこの建物の建設にかかわった』という充実感に満たされる」、丹下さんは「水路を直した際、住民の方から『便利になったよ。ありがとう』と言っていただいた」、和田さんは「大きい現場に携われることに非常に大きな喜びを感じた」とそれぞれ、仕事のやりがいを話している。
さらに、土木や建築を学べる高校や高専の紹介、技術職と技能職のキャリアアップの例、建築士や鉄筋工、とび工、内装工など具体的な職種紹介なども掲載した。
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