竹中工務店は、現場内での重量物運搬を省力化・軽減する運搬用ロボット台車を開発した。追従感知センサーの働きで作業者を自動追従する機能を備えている。
自動追従台車「かもーん」は、建設資材の運搬作業省力化を目的にレンタルのニッケンと共同開発した。ギヤモーターとバッテリー、光学式センサーなどを搭載し、最高時速4.5㎞で自走する。
事前に認識した人間やモノの動きにあわせて動く「自動追従モード」が特長で、台車を複数台つなげて追従(カルガモ走行)させることや、障害物を自ら回避することもできる。エレベーターへの積み降ろしといった、小回り作業時に有効な手動操縦による電動アシスト機能も備える。
「かもーん」の荷台長さは120cm、幅80cm、高さ36cm。最大600㎏の積載が可能で、バッテリーの連続駆動時間は最大4時間。家庭用電源(AC100ボルト)に対応する。
同社によると既に兵庫県尼崎市内に建設中の物流倉庫現場に導入済みで、今後はショッピングセンターやオフィスといったジャンルを主なターゲットに、導入事例を増やしていくとしている。
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